ひとりあそび
気ままに、読んだ本の感想を中心に綴っています
2013/02/10 Sun.
バチカン奇跡調査官 黒の学院/藤木 稟 
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天才科学者の平賀と、古文書・暗号解読のエキスパート、ロベルト。2人は良き相棒にして、バチカン所属の『奇跡調査官』―世界中の奇跡の真偽を調査し判別する、秘密調査官だ。修道院と、併設する良家の子息ばかりを集めた寄宿学校でおきた『奇跡』の調査のため、現地に飛んだ2人。聖痕を浮かべる生徒や涙を流すマリア像など不思議な現象が2人を襲うが、さらに奇怪な連続殺人が発生し―。天才神父コンビの事件簿、開幕。
周りが奇跡に感動してる中、平賀が調査の為に写真を撮りだしたのには思わずKY!となった(笑)
バチカンに申請された奇跡を科学を駆使して暴いてく、というのが面白かったです。神からの啓示や奇跡かと思ったら、洗脳や覚せい剤、サイコパスがらみで結構ハードな内容だった。
あと最初は奇跡調査だけだったはずなのに、その内ナチスとの繋がりやら神聖でなければいけないはずのバチカンの暗い面が出てきて興味深かったです。ナチスとバチカンの繋がりといえば「神の棘」(須賀しのぶ著)を思い出した。
これから平賀とロベルトは奇跡調査をしつつ、このバチカンと裏事情を暴いていくのだろうか(ただし上の存在がビッグ過ぎて解決してないようなwなんという縦社会・・・)
そういえば、洗脳されてた少年たちは結局どうなったんだ?セバスチャンとかマリオ・ロッテとか・・・
バチカン社会で上手くやる為には、時に目を逸らすことが大切って事ですか・・・?(震声)
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