ひとりあそび
気ままに、読んだ本の感想を中心に綴っています
2018/12/10 Mon.
なんちゃってシンデレラ 王国騒乱編 お伽話のつづき、はじめました。2 /汐邑 雛 
(急にめちゃくちゃ寒くなりましたね!みなさん体調に気をつけて!)
KADOKAWA (2018-11-15)
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夫ナディルのため、家出してまで実家たるエルゼヴェルトに帰る決意をしたアルティリエ。ナディルの弟・シオンや異母兄らを巻き込み、父親が拉致された港町アル・バイゼルを目指す。王妃であることを隠し、情報を集めながら進む中、アルティリエはこの事件の裏にある人物が深く関わっていると気付き!?一方、最愛の妻が家出したと知ったナディルは―。
実家の問題を解決しようと信頼出来る自分の部下たちと計画を立てて、ナディルの安全な箱庭から飛び出して(家出)自ら動き最善を尽くすアルティリエにとても好感が持てました。あと絶対の味方であるリリアの存在や、王妃の名を受けて動くレテーナ嬢たちの存在がとても心強い。あとしっかりシオン猊下もタラし込んで(?)料理の腕以前に、王妃殿下の人望スキルが半端ない。
調べてる内に、公爵失踪事件には公爵夫人が絡んでそうかつ軽率な発言をするような女性なようで公爵家への好感度がまた下がったのですが、三番目のお兄さん(今回は護衛もしてるし)とは結構本音トークが出来て、兄妹とではないけど打ち解けて良かったのではないかなと。
騎士としての最初の仕事が姫さまの身代わり(女装)なのがやや気の毒ではあったけど、元々がアルティリエに似てるし所作も女性的に真似る事が出来るという意外とこいつ出来るぞ・・・・使えるぞ・・・・
自堕落な公子という感じだったけど、本来は頭のいい人で(大学試験合格出来るぐらいだし)母親を自殺に追い込んだ自国のあり方や、どう足掻いても公国が滅亡するしかない状況に絶望しきっていただけなのかもしてない。
あとダーディニア国の内情を客観的に捉えていて(隣国の人だけど)面白いなと思った。エルゼヴェルトの血筋の者は恋に奔放だとか(確かに!)
ナディルから初めて自ら離れて罪悪感や不安でアンニュイなアルティリエですが、王の方は自分を出し抜いて自ら解決に動いた妻に関心したみたいですが内心は多分荒ぶってるぞ・・・・
そんな状況で帝国から押しかけ妻がやって来るそうで・・・ザワザワする。
Posted on 20:11 [edit]
category: B's LOG/アリス文庫
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