ひとりあそび

読んだ本、プレーしたゲームなどの感想を中心に綴っています

さくら花店: 毒物図鑑/宮野美嘉   



さくら花店: 毒物図鑑 (小学館文庫 み 7-1 キャラブン!)
宮野美嘉
小学館 (2018-04-06)
売り上げランキング: 435,585


(あらすじが長め)

傷つき病んだ心を呼ぶ店――癒しの花物語

住宅街にひっそりとたたずむ「さくら花店」。レトロな雰囲気の小さなその店にやってくるのは、心に深い悩みを抱える客ばかり。それは植物たちが、傷ついた人の心を癒そうとして彼らを呼び寄せているからだ。
そんな不思議な花店を切り盛りするのは、植物の声を聞くことができる、店主の佐倉雪乃。悲しい人々を救おうとする植物の願いを受けて、その手助けをするのが雪乃の仕事だ。
今日もさくら花店には、暗い顔をした客がやってくる。
「旦那を殺したら罪になるんですかね…」
呟く女性の心を救いたいと言う可憐な花たちの横で、雪乃はそっと微笑む。
「あなたはここへ呼ばれてきました。花は病んだ人を呼ぶんです。あなたは花に癒されるために、ここへ来たんですよ――」
不思議な力を持つ雪乃を支えるのは、極度の人嫌いでぶっきらぼうな樹木医の夫、将吾郎。
風変わりな夫婦の日々と、植物にまつわる事件を描く、優しくて怖い花物語。



久しぶりに宮野さんの作品読めて嬉しかったです!(ガガガで書かれてたみたいだけど)
植物の声が聞こえる店主が、その声を聞いて病んだ人たちを手助けていくという感じで癒し系の話かと思ったら、結構人間の暗い部分を書いており作者さんらしい毒のある作品で安定でした(良き)

各話に出て来るお客さん達もそれぞれ病んでいて、特に「待雪草」に出て来る小瑠璃ちゃんのお母さんの「お母さんの言うことを聞いてれば良いの」の洗脳系は一種の虐待ですよね、、、、花の声を聞けるヒロくんも親に異質だと思われてて、親の愛情を十分に受けれなかったせいで精神的に幼かったり。
色々と胸に歪みを抱えた人たちが出てきたのだけど、一番異質なのは主人公夫婦(とヒロくん)なのかな、と。旦那は人間が嫌い過ぎなのと(たぶん嫁に対して執着凄まじそう)嫁は花に愛着はあれど人間には執着してなさそう。あと素だと、雪乃も訛りがでるんだね、なんか可愛い。
このどこか歪んで噛み合ってない夫婦のエピソードを読みたいのでシリーズ化すると良いな・・・・

(また女性向けで新作読めるのも嬉しいんだけど、少女小説も読みたいなぁなんて)
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Posted on 19:31 [edit]

category: ライト文芸

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