ひとりあそび
気ままに、読んだ本の感想を中心に綴っています
2017/06/20 Tue.
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん11 ××の彼方は愛 /入間 人間 
KADOKAWA (2017-06-09)
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あるところ、ある時代に双子の姉妹がいました。
姉は妹をこう評します。「わたしと比べたら馬鹿」
妹は姉をこう評します。「よくできた姉様」
姉の方は父親によく似ています。「勘弁して」
妹の方は笑うと母親に瓜二つです。「あっはっは」
いつの頃からか、妹の存在を認識できなくなった姉。
悪党を探して殺すために金属バットを持ち歩く妹。
両親とそっくりで、嘘つきで壊れた二人。
歪んだ双子の姉妹の、交わらない日常。
そんな彼女たちが住む町で起きた連続殺人事件。
そして、双子の姉は言いました。
「うちの妹が犯人よ」と。
──ねえ、まーちゃん。今度は僕たちの子供の話だってさ。
本編が完結してからまさか続編が出るとは・・・!昔、夢中になって読んだ作品なのでまた新作が読めて嬉しいです。
入間作品はご無沙汰だったのですが、相変わらず読みづらい!(笑)でもそれが癖になるッスなんです。
思わず、久しぶりにシリーズを読み直したくなりました。
登場人物たちの名前を結構忘れてしまっていて所々わからんかったけど、湯女さんやロリコン名探偵が結構話に絡んできていてニヤニヤ。あとにもうとちゃんも叔母として出てきてました〜
みーくんまーちゃんの子供の話で、読んでてあゆちゃんは多重人格なのかしら?と思ったら(妹は本当は存在しない)小学5年の時に妹のまいちゃんと怖い大人に監禁されて(おそらく性的暴行を受けた)壊されてしまって、事件を忘れ自分を守る為に妹を認識出来なくなり妹を探し続けているそうで・・・妹のまいちゃんは元々少し狂っていて、そしてその狂気を損なわず「犯人は私が殺すので」とその目的があったし、姉様を守るという使命があったからこそ壊れなかったのかな。あと姉のあゆちゃんはまゆちゃんと違う時間を生きてるのかな(それとも話しの時系列が違うのか)
本当に救いようがなくて読んでてグサグサ刺さりましたが、ラストは穏やかなそうに生きていてなんか安心しました。
あとあゆちゃんの娘の元女子高校生(口調が長瀬っぽい)もよくグレなかったよね〜
きっとまーちゃんもあゆちゃんもきっと夢の中で生きていくのだろうけど、少しでも幸せだといいな。
あと自分の娘たちにそっくりなひ孫のまゆちゃんとあいちゃんののびのびした姿は救いだろうな。
みーくんも自分なりのxxの形をやっと見つけられたのかな・・?
Posted on 15:00 [edit]
category: 少年向けライトノベル
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