ひとりあそび
気ままに、読んだ本の感想を中心に綴っています
2016/06/27 Mon.
おこぼれ姫と円卓の騎士 王女の休日/石田 リンネ 
表紙が王女のお忍びな休日という感じが良いです。
KADOKAWA/エンターブレイン (2016-06-15)
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ウルク帝国から帰国の最中、「恋愛」を難しいと思ってしまった未来の女王レティーツィア。そんな彼女の十八歳の誕生日。“専属騎士”から休日をプレゼントされたレティは、お忍び用の服を身に着け、城を抜け出すことに!!『親切な青年』デュークと共に『花屋の少年』や『本場の占い師』に扮した騎士達の導きで束の間の休息を楽しむ…はずが!?
番外編かと思ったら、すごく本編でだな!!!
レティに、休日をプレゼントしようとする騎士たちがとてもらしくてほっこり。
騎士たちの気持ちをしっかり受け取って、休日を「お転婆なお嬢様」として楽しむレティの姿がとても良かったです。
それぞれ騎士たちが、「親切な青年」や「花屋の少年」などに扮してサプライズを演出(メルディ、プレゼンツ)していたのがとても楽しかった。それにしてもノーザルツ公、騎士とはいえ大公様なのにきちんと参加してて何か笑ってしまったwあとお久しぶりな方も出てきていて、おぉ!となりました。
この素敵なサプライズの後、まさかのレティの告白からの「お互い(それぞれ)幸せになりましょう」発言で綺麗に幕引きをしてくれたんだけど、ずるい大人なデュークは諦める気はなさそうなので彼の今後の攻めに期待をしたいと思っています。
そしてラスト、まさかのクーデター勃発で今まで保たれていた均衡が崩れてしまう事に・・・・
フリートヘルム殿下派とは対立、グイード殿下とレオンハルトは牢獄でこのままだと処刑は免れないし、このままだとたとえレティがクーデターを制圧しても大切な人たちを失ってしまいそうで不安だ・・・・というか、ここでグイード殿下の出生の秘密を引っ張り出してくるとはゲスイな!
ゼノンが強敵過ぎるのと、レティたちの騎士たちはバラバラと最悪な状況ではあるんだけれどレティならきっとみんなを幸せに導いてくれると信じて最終章を待ちたいと思います。
Posted on 20:56 [edit]
category: B's LOG/アリス文庫
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