ひとりあそび
気ままに、読んだ本の感想を中心に綴っています
2016/01/08 Fri.
隠れ姫いろがたり/深山 くのえ 
今上帝の息女・純子は、三歳のとき何者かにさらわれたものの老夫婦に保護され育てられた。十二年後、素性が判明して都に戻されたが、庶民の娘として育った純子に周囲は驚き失望する。そんな中、教育係としてやってきた兵部卿宮・理登に純子は心ひかれていくのだが…!?さらわれた皇女が宮中に戻る時、過去の事件と秘めやかな恋が動き出す!田舎娘として育てられた皇女の成長と恋を描く平安恋絵巻!
まさかの2巻完結で、四季を一回りするぐらい続けて欲しかったなーと思ったんですが上下巻構成(初めは読み切りの予定みたいだったけど)だったらしく、2巻で真相含め綺麗に回収されてたので結果的には満足。
三歳の時に攫われてからというもの庶民暮らしをしていた純子。都の暮らしに馴染めないのは当たり前なんですが、母親の女御を含め周りの人たちがその事を理解してくれないのが読んでてもどかしかったです。
そんな孤立していた純子を唯一理解してくれたのが、教育係としてやってきた兵部卿宮・理登でその2人が徐々に惹かれていく姿が良かった。でも宮、結構ガンガンいこうぜな感じで攻めてきたけど(笑)
ラストまで母親の女御と打ち解けられなかったのは残念だったけど、育ての親であるじじさまばばさまや周りの人たちも優しくて読んでてほっこり。
あとは基本サバサバしていて、いざとなったら脱走しようとする純子の型破りな姫宮なところも気に入ってます。理登に恋をしてからどんどん女性らしくなるのも良かった。
後日談では、5年後の話で二人の間に姫も出来ていてにっこり!
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