ひとりあそび
気ままに、読んだ本の感想を中心に綴っています
2015/11/06 Fri.
身代わり伯爵の結婚行進曲VI/清家 未森 
身代わり伯爵シリーズもついに完結です・・・!
下巻のカラーピンナップは書き下ろしではなかったけど、今までのカラー絵が載っててとても感慨深かった。
ミレーユとリヒャルトは、ごく普通の下町のパン屋の娘と、兄の親友の騎士として出会った。様々な出来事を二人で乗り越え、大公とその妃となり、ようやく幸せになれるはずだった。―だが、そんなリヒャルトが今、銃弾を受けて海に消えた。「あたしは絶対にあなたから離れないから…」はたして二人は、自分たちを待つ人々のもとに帰ることができるのか。『身代わり伯爵』の奇妙で華麗な冒険、ついに完結!!(下巻より)
最終巻は上下巻だったのでまとめて感想を^^
教主側に捕まりボロボロにされ絶望しながらも、リヒャルトの元に帰るんだ!とどんなに辛くても前を向き続けるミレーユが本当に良いんだよな・・・ミレーユは何だかんだ図太いから良いんだけど、リヒャルトが色々危なかった(笑)
そしてフィデリオは裏切ってなかったと知って安心したけど、やっぱり一緒には暮らしていけないか・・・・あとミレーユへの恋心がすごく切ない、、、ただ自分には待っていてくれる家族がいるんだと気付けて良かった。またどこかでリヒャルト、ミレーユと三人で再会できるといいね・・・
上巻は大変なとこで終わって、アッーとなったけど無事大団円を迎えられて良かった。シアランに帰ってからは、今までの色々なキャラクターが登場してきて懐かしくもあぁ終わってしまうんだなぁとしみじみ。ミレーユがリヒャルトの手を引っ張って素敵な未来に走っているような感じでした。
個人的に、2人だけの結婚式場面でのミレーユがリヒャルトに送った言葉「あなたの家族になりたいです」にすごく感動しました。きっとリヒャルとはこの言葉が一番欲しかったんじゃないかなー。
終章ではシアラン大公家の幸せそうな場面がみれて、じーんと感動・・・守るべき家族が出来て本当に幸せそうで本当に良かった。
このシリーズは26巻も続いたという事もあって、シアラン編以降若干ダレ気味だったんですが本当にラストまで追いかけて良かった!最後まで読んでこの話はリヒャルトがミレーユに幸せにしてもらう物語でもあったのかなーと。ラブコメとしても面白かったシリーズだったけど、家族物でもあったよね(作者さんもあとがきで言ってましたが)
短編集が出るようですが、ひとまず本編完結おめでとうございます!
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