ひとりあそび
気ままに、読んだ本の感想を中心に綴っています
2014/09/10 Wed.
レアリアI/雪乃 紗衣 
たぶん作品路線はラノベと一般の中間な感じだと思います(メディアワークス、L文庫系)一般よりのレーベルにも言えることですが、挿絵がないのがちょい残念(レアリア、うたこさんだし!)
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軍事を担う魔女家当主・オレンディアの元に育った少女・ミレディアは、幼い頃に森で拾われた身。彼女は森で出会った青年・アキのことをずっと想ってきた。が、その念願の再会は、やがて世界に悪夢をもたらした。今、17歳となったミレディアは魔女家名代として、仲間と帝都へ向かう。両国の休戦、次期帝国皇帝候補の後見、そして、愛する彼を殺すために。
彩雲国物語が完結してから、初めての新シリーズ始動という事で楽しみにしてました。自分的に、という感じですが彩雲国物語が好きだった(特に前半)という人にはオススメ出来ないかも。どっちかというと、後半や骸骨を乞うが好きだった人達の方が楽しめるかも・・・?というか(かなり)人を選ぶ作品だと思います。
読んでて時系列がころころ変わるし、世界観が複雑(兄王家、魔女家、法王家、王朝)でよくわからない現象、登場人物が多いし、一冊に色々詰め込まれててかなり分かりにくいし読みづらい。あと個人的に文章が堅いようで、いきなり砕けた感じになるのがちょっと読んでておぅ・・・となりました。
と、不満点がけっこうあるし読むのに結構時間がかかってしまったんですが、個人的には好きな世界観だし登場人物が魅力的で面白かったです。
ミレディアとアキの愛していてるけど同じぐらい憎い。欲しいものはお互いの命という感じが本当にツボ。個人的にアキの「僕のお姫様(ミ・レディ)」呼びがたまらん
大事な物はどんどん失われていくけど、その中で手にいてた守るべき皇子。政略といっても唯一の家族になったので、彼は、絶望で心が壊れかかっているミレディアにどんな影響あたえるんでしょうか。
徐々に帝国の終焉にむかってしまっていて、すべて絶望のまま終わってしまうような展開だけど少しでもミレディアたちにとって優しい世界になると良いな。
ひとまずどこが終着点なのかな。王朝との休戦期限までとか?ミレディアの出生やアキの事や、オレンディア世代の事もガッツリやって欲しいなぁ。あとレナートはお願いだから長生きして!
2巻の発売も決まっていてる(来年春)みたいなので、楽しみに待ちたいと思います。次からは用語集や地図も付けて欲しいな・・・色々分かりずらいから
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