ひとりあそび
気ままに、読んだ本の感想を中心に綴っています
2014/06/14 Sat.
キスと帝国 漂流王女ヴァージニア・ナイトの結婚/松田 志乃ぶ 
![]() | キスと帝国 漂流王女ヴァージニア・ナイトの結婚 (コバルト文庫) (2014/06/03) 松田 志乃ぶ 商品詳細を見る |
ヴァージニアは第二王女だ。しかし、母親違いの姉に目の敵にされ、王国を追い出された。それ以来、姉のさしむける暗殺者の追跡を逃れながら、数々の国を渡り歩いてきた彼女についた愛称は漂流王女!数年前、ようやく田舎町に落ち着いたが、そこへ突然、青年王カルロス三世がやってくる。目的は、求婚!!お互いの抱える事情を理解し合ったふたりは、友情結婚を謳歌することにしたのだが…!?
松田さんの久しぶりの新作でした!相変わらず、テンポが良くて面白かったです。
たぶんモデルになっているのは、エリザベス一世とブラッティー・メアリィだと思います。あとは神聖ローマ帝国みたいなのも出てきたり・・・・?うーん、他は良くわからん(笑)
ヴァージニアとカルロスはお互いの利害の一致という感じで結婚した感じ(オビにある友情結婚ではないと思うw)なんだけど、安定の糖度高めのラブコメでした。あと初夜とかのシーンが際どいのはお馴染みですねw基本的にラブコメで明るい話なんですが、ヴァージニアやカルロスの幼少期とかが割りとシリアスだったかも・・・?あと軽く政略や陰謀がありましたが、敵も小物であっさり片付いてしまったのは少し物足りなかったかなー(読みきだと仕方ないですけど)
綺麗に終ってたので読みきり作品だと思うんですが、個人的にあのメアリィ・アン女王の話も読んでみたいw
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