ひとりあそび
気ままに、読んだ本の感想を中心に綴っています
2012/08/04 Sat.
私は歌い、亡き王は踊る/岡野 めぐみ 
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今朝、あなたの家は断絶した―見知らぬ屋敷で目覚めた少女リセは、父親の謀反により処刑されるところを一人助けられたのだと告げられる。森に暮らす貴人と姿を見せないその主に匿われ暮らすことになったが、リセには王家の存亡にかかわる“力”を持つという誰にも明かせない秘密があって…。
第8回C・NOVELS大賞佳作を受賞の新人さんです。この次期は大体どのレーベルも新人さんの季節ですね。
題名の「私は歌い、亡き王は踊る」に惹かれて購入しました。
自分的に重厚なファンタジーを期待してたんですが、結構あっさりめでサラっと読めました。
てかキスキア王国は神聖ローマ帝国の選帝侯みたいな感じ?なんでしょうか(トップに皇帝が居てそれぞれ諸侯が国を治めているらしい?)
物語の世界観とか登場人物、話の展開とかは好みなんだけど、何か物足りなく感じたし、あと文書が少し読みづらかった…
自分はもっとリューイとリセの関係を突っ込んで書いて欲しかったなぁーと。せっかく2人は唯一無二な存在だった訳だし。あとクレハとリセの恋愛過程も書いて欲しかった、あれ?いつの間にそんなに意識しているの?的なwとにかくそこら辺が薄かった。
どっちかというと、自分はもっとリューイとリセに交流にスポットを当てて欲しかったなぁ。
この物語自体は結構好きだっただけに、色々勿体ないなーと思ってしまいました。
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