ひとりあそび
気ままに、読んだ本の感想を中心に綴っています
2013/12/07 Sat.
首の姫と首なし騎士 奪われし花嫁/睦月 けい 
![]() | 首の姫と首なし騎士 奪われし花嫁 (角川ビーンズ文庫) (2013/11/30) 睦月 けい 商品詳細を見る |
兄王子レイフォードを城外に逃がし、辛くも命を救ったシャーロット姫。豪商エルマー家の悪事を暴くため証拠探しに奔走する次兄クローヴィスと“人喰い竜”ガイの帰還に望みを託すが、敵の包囲網に打つ手なし。セシルとの結婚を決定づける評議会にのぞむシャーロットだが、護衛騎士アルベルトが乱入!現国王に刃を向け、結婚への異議を申し立てる騎士だが…。「花嫁」の手を取るのは誰か!?宿敵との最後の争い、大逆転なるか!?
エルマー家編完結です。
久しぶりにアルベルトとロッティセットで登場だったので、思わず自分も一緒に生温かい目で見てしまいました(笑)
どんどんと追い詰められていくロッティ陣営。やっと希望が見えてきた・・・!と思ったら、どんどん潰しにかかってくるエルマー家で最後のさいごまでハラハラ。
もう絶望しかない中でも、エルマー家や父王に負けず最後まで仲間を信じて待っていたロッティは本当に成長したなーとしみじみ。ロッティも成長したけど、クローヴィスも活躍してて格好良くなったなーと。あんなに嫌みだったのにね!どうした!
お互い最後まで仲間を信じ続けていたこそ、掴み取れた勝利だったと思います。
自分的にセシルはロッティ陣営に入って欲しかったけど、エルマー家が今までしてきたことを考えるとこの結末が妥当なのかも・・・。彼もずっと家族の愛情に飢えてて、最後やっと得られた、最後は家族として死にたいというセシルが切なかったです・・・もしかすると似たもの同士のロッティもこんな道を辿ってたかもしれないと思うとね・・・
次からはいよいよ新章で「王様候補」の話が進みそうですね。
ロッティは今の王家が王位を継ぐのはありえないと考えてるようです。ただクローヴィスは表向きレイフォードに王位を継がせて、実際はロッティに実権を持たせて政治を行いたいと考えてるようで・・・
王位継承について二人の考えが違うというのが気になるところです・・・
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