ひとりあそび

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彩雲国秘抄 骸骨を乞う/雪乃 紗衣  

彩雲国秘抄  骸骨を乞う彩雲国秘抄 骸骨を乞う
(2012/03/27)
雪乃 紗衣

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後に“最上治”と謳われる国王・紫劉輝の治世の陰には、彗星の如く現れ消えて、また生まれゆく生命があった…。鬼才・雪乃紗衣、渾身の衝撃作がついにヴェールを脱ぐ―彩雲国“さいご”の物語。


自分的に紅梅は~ぐらいから結構シビアな展開なっていって少女小説っぽくないなーと思いつつ(秀麗、劉輝のダブル主人公になったのもあると思うけどど)読んでいたんですが、最後のさいごでついに少女小説の枠から飛び出した!
自分的に一人称だった(らしい)のが読んでて印象に残りました。何か淡々と進んでいく感じというか。
少女小説じゃない骸骨~の淡々とした話の進み方が結構好きだったので、シリーズ始めから一般の方で新装版で発売されないかなー(というか角川文庫版がそうなるのかな・・・?)


本編では大団円で終りましたが、今作では「めでたし、めでたし」の後の話であり本編では劉輝たちとは違うところを目指していた旺李たち目線のだったからか、本編ではあまり見えなかった真実などが明かされたりして内容は非常に暗くて重たかったです。本編のハッピーエンドのまま終りたい!派な人は読まない方が良いかもしれませんね。個人的に、彩雲国物語ファンな方は骸骨まで読んで欲しいですけど。

自分的に劉輝のメンタルの不安定さ、側近たちの不甲斐なさに色々読んでて不安でしたがそれぞれちゃんと乗り越えて行ってくれて良かった・・・・。
正直、劉輝の「闇」の部分はかなり根深くて恐かったです。一つの結末では劉輝は困ったメンタル王になってしまい、実の娘と水面下で確執が・・・も有りえたという事実(かつくらインタビューより)に戦慄しました。あと側近たちの残念っぷりには悠舜じゃなくてもイラっとw彼らたちも成長して良かったよ・・・・。

自分的に印象に残ったのは、やはり「劉輝の章」の秀麗との1年間という短い夫婦生活でしょうか。読んでて2人の良い夫婦っぷりにこっちも幸せな気分になれたけど、何かやっぱり切なかったです。残りの時間を全部劉輝の為だけに使い「自分はいなくなったりしない」といい続け、最後は娘を産んで彼に色んな物を残して逝くという秀麗の愛し方に感動したし、最後のさいごまで生きる事を諦めない姿は本当に彼女らしかった!
あと第六妾妃と山のお婆さんの関係にびっくりでした。まさか繋がっているとは!
娘が秀麗を「奪った」のではなく、自分と同じ「失った」のだと考えれるようになり、最後やっと抱きかかえてあげる事が出来るようになった劉輝は自分でやっと壁を乗り越えたんだろうなぁ。きっとこれからも周りに支えられながら前を進み続けれるよね。


この「骸骨を乞う」は本当に彩雲国物語の「さいご」の物語だったな、と。この物語が終ってしまったのは少し寂しいですね・・・。
改めてこの「彩雲国物語」に出会えて良かった!
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Posted on 11:23 [edit]

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