ひとりあそび

読んだ本、プレーしたゲームなどの感想を中心に綴っています

月の影 影の海(上)(下)/小野 不由美  



「あなたは私の主、お迎えにまいりました」学校に、ケイキと名のる男が突然、現われて、陽子を連れ去った。海に映る月の光をくぐりぬけ、辿りついたところは、地図にない国。そして、ここで陽子を待ちうけていたのは、のどかな風景とは裏腹に、闇から躍りでる異形の獣たちとの戦いだった。「なぜ、あたしをここへ連れてきたの?」陽子を異界へ喚んだのは誰なのか?帰るあてもない陽子の孤独な旅が、いま始まる。(上巻より)


このシリーズ、元はホワイトハート文庫なんだよね。その事実にかなり違和感(いや、何冊か持ってたけど)
一様、ホワイトハート文庫版を読んだ事があるので再読です。

上巻では、陽子の置かれた境遇が過酷過ぎて読んでて辛い・・・!ちょっと前まで普通の女子高生だったのに!
あと陽子が何度も人に騙され、利用されそうに何度もなり、周りには味方もいない敵ばかりな状態で読んでて胃がキリキリしました。
この本を読んで改めて、人間は自分の為なら他人に対して何処までも残酷になれるんだな、と思ったり。この作者さんは人の汚いところを書くのが本当に上手い。

下巻では、陽子がだんだん精神的に成長する姿が良かった。
ある親子や楽俊に出会った事によって、疑心暗鬼になっていた陽子が本当に人を信じる事が出来るようになって良かったなぁと。楽俊マジ心の友!確かに人は汚い生き物かもしれないけど、けしてそれだけではないだよなぁ。
騙され続けたり、妖魔に襲われたりして過酷な旅だったけどきっと陽子にとっては無くてはならない出来事だったと思う。
最後、自分も彼女の治める国を見てみたいなと。きっとこれからも色々苦悩する事もあると思うけど、迷いながらでもちゃんと前に進み過ぎて欲しいなぁと思いました。

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