ひとりあそび
気ままに、読んだ本の感想を中心に綴っています
2013/06/02 Sun.
楽園ヴァイオリン クラシック ノート/友桐 夏 
![]() | 楽園ヴァイオリン クラシック ノート (コバルト文庫) (2007/04/27) 友桐 夏 商品詳細を見る |
『特別』な才能を持った少年少女だけが入ることのできる『特別』な塾。ヴァイオリニストとして活躍する少女・盟は、音楽枠で塾を受験する―。合格者はわずか二人!だが盟は当然のように難関を突破する。入学した塾では、裏口入学の生徒がいるという噂があった。盟はいっしょに試験を受けた巴のことを疑うが…!?クラシックな塾で華麗にくりひろげられる、リリカル・ミステリー。
この巻からクラッシックノートシリーズとなっていますが、世界観が共通だったりたぶん白い花や盤上の~ありきの物語だと思うので先にリリカル・ミステリーの方を読むことをオススメします。もちろんこれはこれで独立した話ではあるんですが。
舞台は特別な物だけが入れる『塾』が舞台です。相変わらず人間関係が複雑で混乱しますが、その複雑さ嫌いじゃない(むしろ好き)
今回の主人公は天才だけど、今まで出てきた少女たちに比べるとベクトルの向きが違う天才というか。
天才は天才だけど、今までの子たちに比べると普通な子という感じでした。
だからか、どこか傍観者的なポジションなのかなーと。主人公の盟としては、ヴァイオリニストとして色々吹っ切れたようなので良かったのかもしれない。
最後まで読んでみると、1冊目の白い花~と同時期な話のようで、主人公が実はあの人物と関係があったりして読んでてニヤニヤしてしましました。
今回綾芽という新たな陣営が登場して、ますますあのゴタゴタが複雑化しそうだったし、主人公の盟がどちら側につくのかとか、これから面白くなりそうだったのにこれで終わりとか・・・
残念通り越して無念。
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