ひとりあそび
気ままに、読んだ本の感想を中心に綴っています
2013/03/17 Sun.
V.T.R./辻村 深月 
![]() | V.T.R. (講談社文庫) (2013/02/15) 辻村 深月 商品詳細を見る |
辻村深月の長編ミステリーから物語が飛び出した。「スロウハイツ」の住人を受け止め、支えたあの作家。物語に生きる彼らと同じ視線で、チヨダ・コーキのデビュー作を味わおう。『スロウハイツの神様』の世界へようこそ。
文庫化されてたので思わず手に取ってしまいました。
未だに「スロウハイツ」は読んだこと無いんですけどw自分は倉花さん(うたプリのキャラデザイン)のカバーイラストに惹かれて購入したんですよねー。で、読んだら面白かったと(ラノベ風で読みやすかったというのもあるんだけど)
RはTにただ一言「愛している」と伝えたかっただけなのかな、と。誰にも理解されないけど彼女なりの精一杯の愛情表現だったんだと思いました。TにはきっとRという女を一生忘れられないだろうし、Rの願望は叶えられたのかな?R視点は一切ないので彼女が本当に何を考えていたのかはわからないのですが・・・
あと、TとRの友人達との関係は優しいんだけどどこか歪で脆い関係だなーと思いました。どこかみんな現実から目を逸らしているというか・・・・Rの死によってTを含めそれぞれ前を向き動き出したのかもしれない。
扉絵とかはチヨダ・コーキ版になってたり、解説を含め色々とこだわってるなーと。
きっとスロウハイツを読んでたらもっと、おー!!となったのだろうな。
って事で、近いうちにスロウハイツを読んでみようと思います。
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