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ひとりあそび

気ままに、読んだ本の感想を中心に綴っています

異人街シネマの料理人(3)/嬉野 君   



異人街シネマの料理人(3) (ウィングス・ノヴェル)
嬉野 君
新書館
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冬基とカイの不和は決定的に。もはや対決は避けられないのか?舞台は日本を離れ、ヨーロッパ、そして中央アジアへ―。美味しいご飯と名画と謎。シネマティック・ミステリー緊迫の第3巻!!


金星特急の時も思ったけど、この作者さんの作品は自分も舞台になってる国に一緒に行っている気分になります。

現役女子高生である桃が亡き祖父から受け継いだシネマ館をなくさないためにオーナーとして奮闘する話から、傭兵である月氏や公安(しかもとあるシネマ館のオーナーになりすましてた)や国のお偉いさんが絡んできたり、ついに三ツ野家兄妹(と真礼)は日本を飛び出して独裁国家テジェニスタン入りして片方はカイの目的を応援して、もう片方は止めようとしてという感じで急展開がもう面白くてやばい(語彙力)

冬基の生みの母親の自殺の真相は胸糞悪いもので、祖父が作ったものをぶっ壊したくなるよなーと納得。
カイを可愛がっていて彼の成人を見届けてから(親権が発生しないから)命を絶ったけど、もしかしたら桃が連れてこらてたら今も生きてたかもと思ったけど精神が参ってたみたいだしさらに生き地獄になってたかもだよなぁ。

冬基も「カイの正体」を知る為に手段を選ばないけど、桃も「また兄弟3人で仲良く暮らす」ためなら自分の使えるものを利用する(呉間さまも最終的に利用するし)し、自分の目的の為にあの手この手を使うのはさすが血が繋がってるなと納得。カイは桃と出会ってから、良くも悪くも弱くなってきたかな?人間らしくなってきたというか、これがどう影響するのか。

桃の出生やカイの目的も見えてきたところで、修学旅行をトンズラするしすっかり桃も悪い子に・・・!(そこが良い)
続きもとても楽しみです!
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Posted on 18:23 [edit]

category: ソフトカバー

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後宮刷華伝 ひもとく花嫁は依依恋恋たる謎を梓に鏤む/はるおか りの   



後宮刷華伝 ひもとく花嫁は依依恋恋たる謎を梓に鏤む (コバルト文庫)
はるおか りの
集英社 (2017-09-29)
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幼い頃、母が皇族殺しという大罪を犯し、自身も母に斬りつけられたため、心身に深い傷を負った高秀麒は、崇成帝の皇子でありながら“ごくつぶしの六皇子”として日陰を生きてきた。そんな秀麒のもとに、皇太子の花嫁候補・念玉兎が花嫁になりたいと名乗り出てきた。秀麒に一目惚れしたというのが表向きの理由だったが、本当の理由は密かに関わっていた本の刊行の仕事を続けたかったためで!?この上なく本を愛する出版姫×人知れず物語を綴るごくつぶし皇子。中華後宮ミステリー!


今回は印刷と出版といことで、名門のご令嬢なのに副業(?)で凄腕編集長(構成もやるよ!)なヒロインでした。
ヒロインの玉兎も念碧麗(現・麗妃)の姪(だったかな)だったので、後宮が舞台だし名門の家はやはり限られてるもんねーとなってる。

今回のヒーローは前作で母親である栄氏に利用された過去があり、その育ちのせいか歴代のヒーローの中で一番卑屈かつ癇癪持ちで、ヒロインになんて興味なんてないよ!と言いつつ嫉妬して癇癪起こして結構面倒臭い感じだってけどそんな彼を丸ごと受け止めてくれるような性格で、あと色々としつこい性格あって彼女の粘り勝ちみたいなとこがあったと思う(笑)
二人ともウブ過ぎてそれをお互いの従者に遊ばれてて面白かったw二人とも家族の愛に飢えて多分、二人で幸せに生きていけば良いと思いました。

前作での宋氏の起こした皇族殺しの大罪(のちに「月燕の案」)で、玉環にしたら自分の愛したものを殺した父親に人形だった自分が自らの意思で一族もろとも道連れで復讐をしたという感じだけど、それで愛したものを失ったものことを考えるととてもやるせない気持ちになるしその元凶たる女の子となれば憎しみに標的になるのも仕方ないのかも(今回の黒幕と言い)2巻目のヒロインである現・栄太后は本当は栄家の娘ではなく身代わりだったけれど、自分を利用した一族が栄て最後は族滅という終わりをどんな気持ちで見ていたのかとても気になります。そして宋家の増長は、前の皇帝の寵愛が偏りもあると思うし現皇帝も李貴妃ばかりを(もちろん他の妃との皇子とかいるけど)寵愛してるようだし色々危ういよねー
あと今回、四欲めっちゃ出世してて因太監になっててすっかり食えない高官。

そして安定のサブキャラたちの恋が報われなくて読んでて辛い・・ぞ・・
せめて自分たちの中で綺麗な思い出になればいいな。

あとがきで1巻目の主要キャラはこの時点では亡くなられてしまったそうで、このシリーズはとても時の流れを強く感じる作品だなぁと改めて思いました。

Posted on 17:42 [edit]

category: コバルト文庫

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