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ひとりあそび

気ままに、読んだ本の感想を中心に綴っています

ブランコ乗りのサン=テグジュペリ/紅玉 いづき  

ブランコ乗りのサン=テグジュペリブランコ乗りのサン=テグジュペリ
(2013/03/01)
紅玉 いづき

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20世紀末に突如都市部を襲った天災から数十年後、震災復興のため首都湾岸地域に誘致された大規模なカジノ特区に、客寄せで作られたサーカス団。花形である演目を任されるのは、曲芸学校をトップで卒業したエリートのみ。あまたの少女達の憧れと挫折の果てに、選ばれた人間だけで舞台へと躍り出る、少女サーカス。天才ブランコ乗りである双子の姉・涙海の身代わりに舞台に立つ少女、愛涙。周囲からの嫉妬と羨望、そして重圧の渦に囚われる彼女を、一人の男が変える。「わたし達は、花の命。今だけを、美しくあればいい」。


sari-sariで連載されてた「少女サーカス」が書籍化!1話以降、本誌が有料になってしまって読めてなかったので発売を楽しみにしてた作品。

一見、華やかにみえる舞台だけどその裏では・・・という感じで雰囲気は全体的に暗い感じ。
何人ものライバル達を踏みにじって、手にした花形というポジションは一見羨望の対象だけど、実際はすごいプレシャーで(嫌がらせもあるみたいだし)読んでて胃がキリキリ。

サン=テグジュペリ、カフカ、アンデルセン、チャペックどの役持ちたちもみんな心に暗いものを抱えていて、どこか歪なんだけどその不完全さが美しい。一瞬の輝きの為に、自分の全てを掛けて演技をする姿がとてもまぶしく感じました。自分的に歌姫アンゼルセンの「わたし達は、命を売っているのよ」の一言がとても印象に残っています。この中でのエルは彼女たちが持っていないものを持ってるんだけど、その優しさがどこかサーカスには不似合いだと思うし、自分の体の一部を失っても「サン=テグイジュペリ」であろうとしたルウには敵わないと思う。
最後のエルとルウの結末はどこか対照的に感じました。

綺麗に完結しているんだけど、個人的にシェイクスピアVSアンゼルセンの誇りを掛けた覇権争い編も読みたい・・・。
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Posted on 20:12 [edit]

category: 一般

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V.T.R./辻村 深月  

V.T.R. (講談社文庫)V.T.R. (講談社文庫)
(2013/02/15)
辻村 深月

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辻村深月の長編ミステリーから物語が飛び出した。「スロウハイツ」の住人を受け止め、支えたあの作家。物語に生きる彼らと同じ視線で、チヨダ・コーキのデビュー作を味わおう。『スロウハイツの神様』の世界へようこそ。


文庫化されてたので思わず手に取ってしまいました。
未だに「スロウハイツ」は読んだこと無いんですけどw自分は倉花さん(うたプリのキャラデザイン)のカバーイラストに惹かれて購入したんですよねー。で、読んだら面白かったと(ラノベ風で読みやすかったというのもあるんだけど)

RはTにただ一言「愛している」と伝えたかっただけなのかな、と。誰にも理解されないけど彼女なりの精一杯の愛情表現だったんだと思いました。TにはきっとRという女を一生忘れられないだろうし、Rの願望は叶えられたのかな?R視点は一切ないので彼女が本当に何を考えていたのかはわからないのですが・・・

あと、TとRの友人達との関係は優しいんだけどどこか歪で脆い関係だなーと思いました。どこかみんな現実から目を逸らしているというか・・・・Rの死によってTを含めそれぞれ前を向き動き出したのかもしれない。

扉絵とかはチヨダ・コーキ版になってたり、解説を含め色々とこだわってるなーと。
きっとスロウハイツを読んでたらもっと、おー!!となったのだろうな。
って事で、近いうちにスロウハイツを読んでみようと思います。

Posted on 14:11 [edit]

category: 一般

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花神遊戯伝 ひとひら恋せ、闇告げる王 /糸森 環  

花神遊戯伝  ひとひら恋せ、闇告げる王 (角川ビーンズ文庫)花神遊戯伝 ひとひら恋せ、闇告げる王 (角川ビーンズ文庫)
(2013/02/28)
糸森 環

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もと女子高生。今は、異世界で“女神の末裔”やってます―女神的存在“緋宮”になった知夏。行方不明の緋剣・佐基を探すため、伊織にお願い(…脅?)して一緒に来てもらうことに。待ち伏せしていた胡汀とワガママ王子・未不嶺も同行するが、市井で知夏はひとりはぐれてしまう。追ってきた未不嶺と朝火とともに、アンダーグラウンドに捕らわれて!?


お、新章に入って面白くなってきたよ!
巻が進むごとに読みやすくなってる気がする。

自分的に今回は知夏の成長が良かったかなー。今までは何となく考えが甘く良い子な感じだったけど、色々な事を知ったり辛い事を経験したせいか考え方が少し緋宮としてしっかりしてきた印象。
新たに帝サイドの人間を緋剣にして、帝の動向を探ろうとしたり少しずる賢くなってきたな、と。


今佐基と先代緋宮の事は解決したけど、緋宮の闇の部分など新たに謎が出てきたので早く続きが読みたいなー
意外と展開が暗い+ハードなので少しハラハラする・・・

Posted on 13:43 [edit]

category: ビーンズ文庫

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伯爵令嬢の華麗ならざる結婚事情 〜愛だけじゃたりない!〜 /湊 ようこ  

伯爵令嬢の華麗ならざる結婚事情 〜愛だけじゃたりない!〜 (コバルト文庫)伯爵令嬢の華麗ならざる結婚事情 〜愛だけじゃたりない!〜 (コバルト文庫)
(2013/03/01)
湊 ようこ

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アンナは由緒正しい伯爵家のご令嬢。しかし実は、父が遺した借金に追われる日々。ジェラルドは「金で爵位を買った」と言われる男爵家を継いだ青年銀行頭取。しかし実は、国に借金を踏み倒されて銀行は火の車。そんな二人が、現状打破のため良縁を得ようと参加した慰霊祭で知り合った!肩書きを信じた二人は、勢いで王子の前で結婚の約束を交わしてしまったけれど!?―。


デビュー作の氷雪王~が大好きで作家買いしている作家さんです。久しぶりの新作だったのでとても楽しみにしていました!最初はなかなかノリきれなかったんですが、読んでる内に面白くなってきた!

今までの悲恋テイストからガラッと雰囲気が変り、今回はラブコメなお話でした。
お互いお金の為に結婚したけど、実は二人とも債権持ちでした!的なうっかりな感じが面白かったですwヒロインのアンナは身分が高いはずなのに(国王の御落胤)土木工事のアルバイトに行っちゃって結構むきむきなのには笑いました。ちょっと少女小説のヒロインには珍しいタイプなんですが、色々と苦労してきたからか考え方が結構しっかりしているのが良いなと思いました。
今回のカップルは最初はお互いの保身の為に結婚したからか全体的に微糖なんですが、一緒に生活していく内に確かな信頼関係が築かれていってるのが良いなぁと。自分的にお互いに信頼し始める事からはじまる関係も好きなんですよね、絶対信頼の出来るパートナー的な。別に恋からはじまらなくてもいいじゃない。

全体的には明るいお話なんですが、政治面のお話とかはやっぱりしっかりと書いてくれてたので良かったなーと。
個人的には王太子の裏の暗躍は読んでて面白かった。彼はたぶんお腹が真っ黒なタイプだと思うので、これから物語をどう引っ掻き回してくれるのかに期待。
将来的にはジェラルドの経営するステラ銀行は大銀行へと発展するようなので、個人的にはそこまでの道のりもしっかり書いて欲しいなーと。思いっきり続き物だと思うしね!!

Posted on 22:48 [edit]

category: コバルト文庫

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2月のまとめ  

あれ・・・、今日は2月29日じゃないんですか。
もう2013年は2ヶ月終了デスカ。もう少し私生活を頑張りたいなぁ・・・・と思う今日この頃です
なかなか上手くいかなくて、もやもやする日々。フゥー


2月はひたすらもくもく本を読んだ気がする




今月は17冊も読んだそうで!自分でもビックリ
自分的に豊作だったかなぁーと。

で、今月創刊だったソーニャ文庫(TL)を何冊か買ってみました



ブラックな展開でどっちかというとBADよりな結末だったのがTL(というか少女小説では)で物珍しくて面白かったな!このまま独自な路線で行って欲しい。というか文華さん来ないかな、期待!


さて、下から読書メーターのまとめです。



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Posted on 19:48 [edit]

category: まとめ

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