ひとりあそび

読んだ本、プレーしたゲームなどの感想を中心に綴っています

女伯爵マティルダ カノッサの愛しい人/榛名 しおり  


女伯爵マティルダ カノッサの愛しい人 (講談社X文庫ホワイトハート)女伯爵マティルダ カノッサの愛しい人 (講談社X文庫ホワイトハート)
(2015/03/04)
榛名 しおり、池上 紗京 他

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トスカーナの伯爵家に生まれ、何不自由なく暮らしていたマティルダ。しかし父の死を契機に運命は変わり始める。度重なる身内の不幸、襲いかかる苛酷な現実。絶望にうちひしがれそうになるとき、彼女を救ってくれたのは、いつも修道士イルデブランドだった。幼き日の初恋は、やがて揺るがぬ想いに深化する。


伯爵家の「末の姫様」として甘やかされて育てられてきた少女が、父や姉、兄を亡くし、誰かに守られることを選ばず自ら女伯爵なり前に進んでいくマティルダがとても凛々しくて格好良かったです。

少女小説とは思えないほど、過酷な目にヒロインがあうので読むのがなかなかつらいんですがその境遇に負けずに立ち向かっていく姿がとてもいい。それにしてもマリア、とかを思い出させるようなハードさだったな・・・ヒゲ公爵ゆるさない
あと教会が出てきますが、時代が時代なので欲にまみれてる感が面白かったです。

イルデブランドとマティルダの関係は、家族でもあり盟友という感じでお互い信頼し合っているというのがとても良かった。お互いの立場上、結ばれることはけしてないんだろうけどマティルダは最後のさいごまで彼の味方であり続けたんだろうなぁ。ラストは皇帝の謝罪を受け入れてやるか的なとこで終わって、え?ここで終わり感があったんですが史実ではこの後皇帝側の勢力が増していってグレゴリウス7世は憤死してしまうらしので、おれたちの戦いはこれからだ!な終わり方で良かったのかも。

今回は初期作品っぽい路線でなかなかハードだったんですが、とても読み応えがありました!新作も楽しみにしてます。
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Posted on 23:37 [edit]

category: Xホワイトハート文庫

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王女リーズ―テューダー朝の青い瞳/榛名 しおり  

(ブログに拍手頂いてます!いつもありがとうございます^^)
王女リーズ―テューダー朝の青い瞳 (講談社X文庫―ホワイトハート)王女リーズ―テューダー朝の青い瞳 (講談社X文庫―ホワイトハート)
(1996/12)
榛名 しおり

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三歳にして母を処刑され、異母姉メアリに口がきけなくなるまで虐待されたリーズ。のちにスペイン無敵艦隊を破り、大英帝国の母となったエリザベス一世の少女時代は、孤独の闇に閉ざされていた。しかし王女の運命は、海風のようにさわやかな護衛官セシルに出会い、飛翔を始める。やせっぽちの王女が、身分違いの恋に翻弄され、ついにはイギリス絶対王政の頂点に立つ。


榛名さんの昔の作品はマリア、マゼンタ色と読みましたが今回もやっぱりハードでした。お姉ちゃん、恐い
メアリー女王も可哀想な人なんだけどさ・・・

かなり分厚かったので、エリザベス女王の治世をガッツリやるのかな?と思ってたんですが、実際は虐待されていた幼少期~即位する前ぐらいまで(エピローグでスペインの無敵艦隊の事や治世の事が書かれてましたが)ちょっと想像と違った話だったけど読みごたえがあって面白かったです。

リーズはセシル(中盤あたりには嫁と子あり)と恋に落ちるけど、結局は女王と臣下のままなのでちょっと少女小説では珍しいな・・・と思いました(史実物ってのもありますが)自分の恋を優先させたメアリー女王は最後は退位させられるみたいだし、きっとこの時代は恋に飲まれた瞬間、終了なんだろうな(というかどっかの王族と結婚してイングランドとられても困るみたいだし、独身が正解みたい)

リーズは生涯独身だったみたいですが、家臣とは数々の浮名を流したそうで(笑)それでもセシルが死ぬまでずっと彼を傍に置き続けたらしいのでニヤニヤ

Posted on 12:14 [edit]

category: Xホワイトハート文庫

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王女ベリータ~カスティーリアの薔薇~(上)(下)/榛名しおり  



カスティーリア王だった父の死後、幼い弟と別れ、母と二人、修道院に幽閉された王女ベリータ。その後、母とも引き裂かれ、孤独のなか誰も信じられずにいた。16歳になったある日、ベリータは王宮からの使いだという男たちに外の世界へ連れ出される。訪れた館で彼女が再会したのは、死の床にある弟だった。その日からベリータの運命は一変する…。王位継承を巡る策謀。そしてアロンソへの恋心の行方は?



マリア、マゼンダ色などを書かれている榛名さんの新作。
何も持っていなかった不遇の王女が、王位継承者としての地位に返り咲くために奮闘していくのがメインなので糖度は低いですね。
時代に合わせてだいぶマイルドになっていて、間違っても初恋の相手に指をちぎられて乱暴とかはないです(真顔)
面白かったけど少し物足りなかったかなー、もう少しガッツリやって欲しかった。

主人公のベリータは後のイサベル1世なので史実がベースで少し固めな雰囲気なんですが、歴史ロマンス好きにはたまらない作品だと思います。ベリータはちょっと賢すぎる(祖父や曽祖父が名君と言われてる人物なので血筋だよ^^と言われたら終わりですがw)んですが、史実ベースな話なので賢い子の方がストレスなく読めるのではないかと。
前半は割と史実通りで後半はどっちかというと少女小説なノリだったのでサラっと最後まで読めました。

ベリータは史実ではアラゴン王国王子フェルディナンドと結婚して共同統治をしてるんですが、表紙は王子じゃないんですよねw王子もちゃんと出てきて結婚もするんですが、ベリータが恋をしてるのは表紙のアロンソでそこら辺もサラっと流されて終るので三角関係EDです(笑)個人的にはフェルディナンドとベリータの戦友みたいな関係が好きだったり(「お前は子供を産めるのか?」「あなたは子供をつくれるの?」なフランク過ぎて面白かったです)

2人の子供はスペイン系ハプスブルク家の祖だったり、メアリー女王(血みどろ)の母だったりしてウィキ先生を見ながらへぇーとなりました。
次の新作の予定も決まっているようなのでとても楽しみです。その前に王女リーズを読んでみたいなー

Posted on 15:19 [edit]

category: Xホワイトハート文庫

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マゼンタ色の黄昏―マリア外伝/榛名 しおり  

マゼンタ色の黄昏―マリア外伝 (講談社X文庫―ホワイトハート)マゼンタ色の黄昏―マリア外伝 (講談社X文庫―ホワイトハート)
(2000/11)
榛名 しおり

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マリアよりも艶やかで狂おしい、エルザ、フランツ、ユリアの恋物語―。


マリア本編より前の話で、親世代の話になります。

エルザ(ソニア、ヨハンの母でハルバーシュタット公爵夫人)の生き方が本当に誇り高いな、と思いました。最後のさいごまでハプスブルク家の女として生きた彼女が格好良かったです。ただ最後彼女が迎えた迎えた結末を考えると、結局ハプスブルクの家から逃れなかったという事だと思うけど・・・。
エルザが誇り高い女性だったからこそ、フランツも最後まで裏切らずに共にあろうとしたんだろうし。
個人的に最後の方の2人の気安いやりとりが戦友っぽくて好きです。

マリアの母のユリアは、どっちかというとエルザ視点の方が多いので印象が薄いんだけどきっとマリアの性格は彼女譲りなんだろうなー。
この外伝を読んでると、マリアは本当に愛されていた子なんだなと。あとエルザ、フランツ、ユリアたちの希望だったのではないかと。で、ユリアは2人の希望であるマリアを見届ける義務があると・・・(ユリアの子でもあるんだけれど)
個人的にエルザは自分の子ヨハンと結婚して欲しいと思ってたみたいけど、マリア本編での所業を考えるとちょっとねwソニア、ヨハンも見事公爵の歪んだ部分を受け継いでしまったようで・・・


この外伝を読むと、マリアの結末に本当に良かったね・・・となるのでマリアとセットで読んで欲しいです。

(エルザ、フランツ、ユリアが案外若かった事にびっくり・・・!)

Posted on 13:05 [edit]

category: Xホワイトハート文庫

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マリア―ブランデンブルクの真珠/榛名 しおり  

マリア―ブランデンブルクの真珠 (講談社X文庫―ホワイトハート)マリア―ブランデンブルクの真珠 (講談社X文庫―ホワイトハート)
(1996/09)
榛名 しおり

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17世紀半ば、現在のドイツ地方は、300の国家が割拠した。その一つハルバーシュタット公国は、若き選定侯率いるブランデンブルクに、まさに落ちようとしている。令嬢の身代わりとして城に残った、宰相の娘マリアは、その夜、父を処刑した選定侯に14歳の体を奪われる。戦乱のヨーロッパを舞台に、愛と生きる道を必死に探る少女。息もつかせぬロマンス。


10月のホワイトハート文庫で新刊が出るので、その前にと手に取ってみました。
さらさ文庫で出た「ロクサリーヌ夜話」も面白かったのもあります。
この作品は10年以上前に出版された作品のようで。内容的にも今の少女レーベルではやれないかな、こんなハードなのはね(苦笑)

ヒロインのマリアが過酷な運命に翻弄され過ぎて、読んでて胸が痛いです。父親を殺した相手に無理やり奪われたり、初恋の相手には色々な意味でボコボコにされたりして少女小説的にギリギリアウトじゃね?となりました。
個人的に精神的にきたのは、マリアが慕っていた公爵令嬢ソニアに「この売体!」と言われたことです、びっくりしました。
何度も辛い目にあい、幸せなれる道があっても最後は選帝侯と生きる道を選んだマリアが女としてとても格好良い。きっとミクエルを選んだほうが幸せに暮らせていけたのかもしれない、けどマリアにとってこれが自分の選んだ道できっとこの結末に満足してるんだろうなぁ。

恋愛というより、家族愛という感じで読んでてじんわりしました。
お互い家族の愛情に飢えていて、少しずつ寄り添っていくのが良かったです。
まぁヒーローに胸毛の描写があってファ!となりましたがw
あとマリア14歳で選帝侯28歳で年の差が・・・(笑)

近いうちにマリア外伝の方も読んでみようと思います。

Posted on 16:27 [edit]

category: Xホワイトハート文庫

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