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ひとりあそび

読んだ本、プレーしたゲームなどの感想を中心に綴っています

後宮瑞華伝 戦戦恐恐たる花嫁の謎まとう吉祥文様 /はるおか りの   



後宮瑞華伝 戦戦恐恐たる花嫁の謎まとう吉祥文様 (コバルト文庫)
はるおか りの
集英社 (2018-06-01)
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冷遇されていた皇子、高垂峰は悲願の玉座にのぼった。しかし実際には太上皇の傀儡で、名ばかり皇帝に甘んじる日々。競って媚びを売る後宮の美女たちにも全く興味を持てずにいた。風変わりな妃嬪・危夕麗を知るまでは。吉祥文様を愛する生き生きとした勝気な瞳に、垂峰はなぜか目を奪われてしまう。哀しき亡霊たちが彷徨う絢爛豪華な宮中で、恋を信じられない二人はやがて互いに惹かれ合い!?


このシリーズも9巻だそうで(初代カップルは亡くなってますしね)

崇成帝の子世代になってから短命な皇帝が続いたようで(前巻の皇帝カップルの結末がしんどい・・・青艶姐さん)母親が父帝に疎まれていた為に不遇だったのと、彼自身もあまり素行が良くない垂峰が皇帝に。
彼自身やっと望んだ皇位を得て腐敗を一新してやると思ったら、父である太上皇の力は衰えずただの傀儡に甘んずるしかなくて歯がゆい・・という感じなんですが、この王朝も終焉が近いんでしたね。
そして後宮を持つゆえに、一人だけを愛せないというのが辛いですよね。過ぎる寵愛は毒にもなりそうだし。

今回の寵妃となる夕麗も変わり種(吉兆文様を見るために皇帝の厠に登ったり、魔除けで虎の鉢巻き頭に巻いたり)だったんですが、元々寵愛を受けようとは思ってなかったので媚びないで勝気な態度だったのがとても好感が持てました(後宮で生きる者としてわきまえているし)そして皇帝に恋をしてしまい、無理だとわかっていてもわたしだけを愛して欲しいと苦しむ姿が切なかったです。あとは、あれだ初恋の相手はただのクズだったって気づけて良かったと思う(恋って盲目というしな)

相変わらず、後宮は相変わらずドロドロしていて気を抜けば妃嬪の身分が剥奪されるのでジリジリ感がヤバかったです。
今回は夕麗の妹分が自分の想像とは違うベクトルで壊れててひえッ!となりました。彼女の暗躍で力を持っていた皇后と貴妃は退場となったのですが、寵妃の夕麗は後宮でどうなったのだろう。今の段階で皇子も数人いるみたいだし・・・
垂峰自身は、夕麗には公主を産んで欲しいみたいですが(後宮のゴタゴタに巻き込まれずに済むから)

ということで、読了後もなかなか良かったね!とならないこのシリーズ。
次は時代を遡るみたいで、過去が舞台なのは初めてなので楽しみです。
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Posted on 20:46 [edit]

category: コバルト文庫

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錬金術師は禁じられた現を超える ~マンドラゴラの妙薬と人魚姫の恋~/一原 みう  

ブログ更新停滞(極)してます〜(苦笑)今日は久しぶりに感想をあげれそうで気持ち的にやったぜ!という感じ。
今月はもう少し読書に時間を割いて、感想をあげるようにしたいと思います。まぁ3月も後半戦ですけどね。読書まとめは2〜3月合併号で近況を交えて書きたいと思ってます!


時を超え記憶を失ったままのセラフィーヌは、錬金術師のカリオストロ伯爵と弟子アレクサンドルとともに、昔住んでいたR女子修道院跡に向かう。旅の途中、謎の青年錬金術師シャルルに出会うが…?



祝!2巻目おめでとうございます!!続刊を全力で喜び踊りだしたかった読者がここにいるので編集部の皆様どうぞよろしくお願いします!!!!

安定のセラフィーヌさんのお人好しっぷりにちょっと苦笑してしまったんだけど、良いように利用されても意地悪されても何事にも前向き捉えられるところがとても好感がもてました。まぁアレクサンドルはヤキモキしてしまうんですけどねw後は、セラフィーヌがちょっとずつ伯爵への特別な感情を抱いてきて自覚をしてきたところもさてどうなるのかな?と。伯爵もセラフィーヌの事を特別な存在だと思ってるだろうけど、彼は恋愛が御法度な錬金術師だしなかなか難しいそうだけど。

相変わらず、当時のフランス(パリ)の不衛生な描写がとてもリアルで読んでてウヘェwとなりました。パリを歩くときは降ってく汚物に気をつけなければならないって(白目)
今回の話に絡んでくるノワイユ伯爵家の姉妹も、シャルルも根は善人という感じでしたね。その反面、錬金術組合Fは弱者の味方を謳ってるけど実際は利益第一でその為なら平気に人を騙すインチキ組織で、それ故にカリオストロ伯爵が邪魔な存在なんだろうな。

ラスト、まさかの師匠であるサンジェルマン伯爵がR修道院のあの人に繋がるとは!という感じで驚いたんですが、セラフィーヌが答えよりもカリオストロ伯爵と行く事を選んだので、この先どんな展開になるのかちょっと不安です。

このシリーズは歴史上の人物も話に絡んでくので読んでてとても面白いです。あと錬金術師だけに、作中の問答に(倫理の授業的な)良く考えさせられました。人魚姫の結末は、姫にとっては満足な結末だったのではないか?幸せかを決めるのかは私自身だ。というのに納得。

ちょっとずつ物語の謎が明かされて読んでてワクワクするシリーズなので、ぜひ旅のラストまで見届けたいなぁと(続き待ってます)

Posted on 20:36 [edit]

category: コバルト文庫

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後宮麗華伝 毒殺しの花嫁の謎咲き初める箱庭 /はるおか りの  

後宮麗華伝 毒殺しの花嫁の謎咲き初める箱庭 (コバルト文庫)
はるおか りの
集英社 (2018-02-01)
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“聖女の箱庭”を意味する瑠弥麗火宮で園林の花々と共に隔離されて育てられた泥蝉王女、朶薇那。後の名を戻露珠は、凱の軍兵に襲われそうになった折、助けてくれた異国の皇子・高透雅のことを片時も忘れることはなかった…。紆余曲折の末、透雅の妻として迎えた初夜。二人の想いはすれ違って―!?愛を信じることのできない透雅を、露珠は愛する花に想いを託し解きほぐしてゆく―。


後宮シリーズも8作目で今回のテーマは「花」でした。ヒロインが花や毒に詳しく(いくら耐性があって毒が効かないと言っても毒味させるのは怖いけど 笑)その蘊蓄やその知識をフルに活用してたのが読んでてとても面白かったです。
あとヒロインの口調が、〜じゃとかくりゃれ(古めかし姫言葉的な?)がとても可愛くて好き。

今回のヒロイン露珠(朶薇那)は元王女なのだけど国のしきたりで纏足で、この国に迎え入れられたものの纏足な事で(赤毛の異国人でもあるし)周りに蔑まれてしまってるのだけど、そんな境遇でも腐らないで置かれた場所で精一杯頑張ろうとするそんな健気な子でした。そんなヒロインだからこそ、誰も愛せないと思ってた示験王もメロメロ(笑)になってしまった訳ですね(まぁ割とはじめの方から執着というか、ヒロインを傷つけたら絶対消すマンはみ出てましたけど)あと皇子だけに後宮育ちなので、純粋な好意は何よりも貴重な物なのかもしれない。結構、恋愛部分がテンプレ化が気になるところ(モダモダ両片思い→誤解が解けて相思相愛→陰謀に巻き込まれる)だけどそのメインカップルの安定感があるからこそ安心して読めるのかもしれない・・・

そしてメインカップル以外は誰も幸せにならなくてスウン・・・となるしかないのですが、青艶姐さん子供を流してしまい帝との恋なんて苦界に身を沈めた自分には間違えだったとただ泣くしない姿は本当に救いがなくて辛い・・・
今上である豊始帝も愛する女性との未来を失ってしまったのだからやるせないよな・・・後宮に妃嬪はいるけれど、きっと帝の寵愛が欲しいだけで本当の彼を愛してるかはどうかな?って感じだし。あと皇子公主たちが、親に振り回され過ぎてて哀れすぎる・・・そもそも大上皇が李皇貴妃を偏愛し過ぎなのも影響あるよね(他の妃の子供たちには無関心)

今回、宋家に引き続き呉家まで族滅されてしまったの国ゴタつきそうですね・・・崇成帝以降、皇位継承がゴタつくようなのでどうなることやらという感じ・・・(わたしは(も?)凱王朝滅亡でシリーズ完だと思ってる)

Posted on 20:47 [edit]

category: コバルト文庫

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後宮刷華伝 ひもとく花嫁は依依恋恋たる謎を梓に鏤む/はるおか りの   



後宮刷華伝 ひもとく花嫁は依依恋恋たる謎を梓に鏤む (コバルト文庫)
はるおか りの
集英社 (2017-09-29)
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幼い頃、母が皇族殺しという大罪を犯し、自身も母に斬りつけられたため、心身に深い傷を負った高秀麒は、崇成帝の皇子でありながら“ごくつぶしの六皇子”として日陰を生きてきた。そんな秀麒のもとに、皇太子の花嫁候補・念玉兎が花嫁になりたいと名乗り出てきた。秀麒に一目惚れしたというのが表向きの理由だったが、本当の理由は密かに関わっていた本の刊行の仕事を続けたかったためで!?この上なく本を愛する出版姫×人知れず物語を綴るごくつぶし皇子。中華後宮ミステリー!


今回は印刷と出版といことで、名門のご令嬢なのに副業(?)で凄腕編集長(構成もやるよ!)なヒロインでした。
ヒロインの玉兎も念碧麗(現・麗妃)の姪(だったかな)だったので、後宮が舞台だし名門の家はやはり限られてるもんねーとなってる。

今回のヒーローは前作で母親である栄氏に利用された過去があり、その育ちのせいか歴代のヒーローの中で一番卑屈かつ癇癪持ちで、ヒロインになんて興味なんてないよ!と言いつつ嫉妬して癇癪起こして結構面倒臭い感じだってけどそんな彼を丸ごと受け止めてくれるような性格で、あと色々としつこい性格あって彼女の粘り勝ちみたいなとこがあったと思う(笑)
二人ともウブ過ぎてそれをお互いの従者に遊ばれてて面白かったw二人とも家族の愛に飢えて多分、二人で幸せに生きていけば良いと思いました。

前作での宋氏の起こした皇族殺しの大罪(のちに「月燕の案」)で、玉環にしたら自分の愛したものを殺した父親に人形だった自分が自らの意思で一族もろとも道連れで復讐をしたという感じだけど、それで愛したものを失ったものことを考えるととてもやるせない気持ちになるしその元凶たる女の子となれば憎しみに標的になるのも仕方ないのかも(今回の黒幕と言い)2巻目のヒロインである現・栄太后は本当は栄家の娘ではなく身代わりだったけれど、自分を利用した一族が栄て最後は族滅という終わりをどんな気持ちで見ていたのかとても気になります。そして宋家の増長は、前の皇帝の寵愛が偏りもあると思うし現皇帝も李貴妃ばかりを(もちろん他の妃との皇子とかいるけど)寵愛してるようだし色々危ういよねー
あと今回、四欲めっちゃ出世してて因太監になっててすっかり食えない高官。

そして安定のサブキャラたちの恋が報われなくて読んでて辛い・・ぞ・・
せめて自分たちの中で綺麗な思い出になればいいな。

あとがきで1巻目の主要キャラはこの時点では亡くなられてしまったそうで、このシリーズはとても時の流れを強く感じる作品だなぁと改めて思いました。

Posted on 17:42 [edit]

category: コバルト文庫

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後宮樂華伝 血染めの花嫁は妙なる謎を奏でる/はるおかりの  


三年前の春、帝の従弟で武人の高元炯は、紫の衣をひるがえして舞う後宮の宮妓・幽彩媚に一目惚れをした。以来彼女のことが忘れられずにいたが、恋愛に奥手な元炯は心の中で彼女を想うことしかできない。しかし蛮族の制圧で武勇を馳せた元炯は、褒美として皇帝から彩媚を下賜されることになり、二人は結婚することになる。元炯の初恋は実ったかに見えたが、実は彩媚は大の武人嫌いで…?



ヒーローがシリーズ歴代でピュアでなんか和んだwそれにしても呂守王家は仲良し家族っぽくていいですね(兄妹仲もいいらしい)距離の縮め方も決して無理強いしないで、ゆっくり距離を縮めていく優しさが良かったし大の武官嫌いだった彩媚もそこに惹かれたんだろうなぁ。あと後宮の宮妓だった彩媚の舞に蛮族の殲滅で心を病んでた自分を救ってくれたんだ、というのも良いよね。

ヒロインの母親は恋で身を滅ぼしたので、それがトラウマになって恋をしないと誓ってたのですが実は最初に妾として嫁いだ名家の息子に(彩媚は彼との息子)執着されて彼に薬を漏らされたことによって数々の過ちを犯してしまったというのがとても胸糞でした。おそらく本当は大人しく貞淑な女性だったようだし、、しかもその息子は祝大医であり彩媚の良き友人として、内心では母親と同一視して後宮内で接していたとかゾッとしました。

個人的には今回はメインカップルよりも栄氏の悲恋の方が印象に残りました。人形みたいだった彼女が恋を知り、女としての幸せを掴んだと思ったら父親に全て壊されて後宮に入れられ後に自分の愛したもの(夫と子供)は殺されてると知り、皇子である自分の息子を害して自分もろとも一族を道連れにして復讐を図った彼女の生き様がとても壮絶でした。
WEBコバルトの短編である「今宵、月華に君を想う」では、この恋をしたから私は不幸ではなかったというのがとても印象に残っています。そして最愛の人から送られた簪を挿して、愛した人たちが待っている島へ行ったのだと思いたいです。
皇帝と妃で愛しあった訳でもなく、結果、栄氏の過去を利用して邪魔な栄氏一門を排除した形にもなってしまったけど、お互い過ごした時間の分夫婦の情はあったのだろうな。
ここで1作目のヒロインだった淑葉が亡くなってしまいます。それがきっかけかわかりませんが、長らく絶縁状態だった某兄弟も酒を呑みかわせるようになったようで、時の流れを感じますね。
栄華を誇っていた栄家は破滅、呉家も陰りが出てきていそうで世の中、一生栄華を誇れることはないんだなぁと。
ここで3巻目のヒロインの予言がつながった訳ですが、さて次はどんな話が読めるのか楽しみです。

Posted on 15:00 [edit]

category: コバルト文庫

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