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ひとりあそび

気ままに、読んだ本の感想を中心に綴っています

蟲愛づる姫君の婚姻/宮野 美嘉  

(お久しぶりです・・・(小声)気づいたら2ヶ月も更新していなかったんですね・・・なんとか色々あったような、なかったよな・・・・という感じなので近いうちにちょっとした近況でも書きたいなぁと。一時期は本(特に活字)が読めない状況が続いて(読む気力がなく)たのですが、徐々に読めるようになってきてるのでブログの更新もぼちぼち復活していきたいと思ってるのでまたよろしくお願いしますね〜

蟲愛づる姫君の婚姻 (小学館文庫キャラブン!)
宮野 美嘉
小学館 (2019-06-06)
売り上げランキング: 220,596

変わり者の姫の結婚相手は隣国の国王で!?

この世には〈蠱毒(こどく)〉というものがある。壺に百の毒蟲(どくむし)を入れて互いに殺し合わせ、最後に生き残った一匹が猛毒を持つ〈蟲〉となるのだ。それを古来〈蠱術〉といい、操る術者を〈蠱師〉という。
大陸でもっとも強大な斎帝国の第十七皇女・李玲琳は、気味の悪い蟲(むし)と、その蟲から生成される蠱毒をこよなく愛し、周囲からひそかに「毒の姫」とあだ名される風変わりな姫だ。ある日、最愛の姉である斎国の女帝・彩蘭の指示で魁国の王・楊鍠牙のもとへ嫁ぐ。ところが、結婚生活は前途多難。
まず、せっかく大国から迎えた若く美しい花嫁が、華やかな衣裳やきらめく宝石よりも蟲が大好きで蠱毒をつくりまくる蠱師だと判明してしまい、魁国の者たちはドン引き。鍠牙の命が何者かに狙われている――という噂が立つと、毒殺犯の容疑をかけられた彩蘭の立場はますます危ういものになって……。
運命は自分で切り開く。最強毒姫の冒険!


キャラブンから出てるけど、内容はとてもルルル文庫だ・・・!(感激!)宮野さん愛読してた方にはとてもオススメですので、読んで(絶対好きだから)毒のある少女小説という感じでとても面白かったです(久しぶりにブログでステマしなきゃ!!と思わせてくれた)

大国である斎の第十七皇女である玲琳は毒や蠱(壺に虫を入れて共食いをさせてラスト1匹までにするやつ)を操る蠱師で皇女らしからぬ人物なのだけど、同時に薬師でもあり蠱術の知識で冷静に物事を冷静に判断出来るし、自分が蠱師である事に誇りを持って芯がブレないので変人な様で(毒のある人間にしか興味ない故)一番真っ当な気がした。あと蠱病の患者を救えなかった事を自分の力不足のせいだと悔やむ
玲琳の最愛の姉である斎の女帝である彩蘭は人を駒としか見れず(玲琳の蠱を使って、先帝や王位継承者であった兄たちを暗殺して皇帝の座に継いた)幼少期のトラウマで心も体も毒に犯されていて嘘を吐くのが得意な夫であり魁国の皇帝である鍠牙、そして今回の黒幕である皇帝の母である皇太后夕蓮(玲琳とはお友達だった)は自分が一番大好きで自分の退屈しのぎの為なら、自ら蠱病になる事も後宮に疫病を流行らせ(楽しいから)息子やお友達を自分の快楽の為なら毒を混ぜて殺してしまう事も厭わない毒婦だし、そんな母親に幼少期お茶に毒混ぜられてそれに気づき仲の良かった同母の弟のコップ取り替えたらそれが原因で弟が死んでしまうとか(ただ毒入りのコップと取り替えるのに躊躇はなかった)トラウマオブトラウマ。見事に毒のある人物にしか寄って来ないのだけど(本人も毒のある人にしか興味がないから・・・)玲琳の女官である葉歌が(間諜兼護衛だけど)普通じゃないのに幸せな結婚に憧れてるちぐはぐな部分もあるけど、常識人だしね。姉で女帝である彩蘭も実は玲琳が可愛くてしょうがない・・!くて鍠牙に嫉妬して葉歌に魁での暮らしを根掘り葉掘り聞き出してたのは、おねーちゃん可愛いなとなったw

愛し愛される関係ではないけれど、ヒーローにとって自分に罹った蠱病の症状を唯一緩和してくれる存在だし精神安定剤の役割もあるから、一方的な依存という感じで大変好みでした(俺より先に死ぬなら、自分の手で殺した方が良い的な。望むならこの国もくれてやるらしい)
ヒロイン15歳でヒーロー25歳で10歳差なのだけど(子供にしか見えなくて、あまり手を出す気にはならないらしい)玲琳が精神的に大人びているというか、物事を冷静に判断する性格のでいであまり年の差という感じはしなかったかな(ヒーローも一部子供のままで止まってる部分もあるから、なおさら)
綺麗に終わってるのだけど、シリーズ化されたら嬉しいです。
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Posted on 22:56 [edit]

category: ライト文芸

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誰にも言えない/丸木 文華  



誰にも言えない (集英社オレンジ文庫)
丸木 文華
集英社 (2018-11-20)
売り上げランキング: 77,844

日本有数のセレブ一族の家に生まれた葵は、お気に入りの女友達3人を誘って、避暑地に遊びに来ていた。モデルの結衣、小説家の莉子、スプリンターのひまり…容姿、ステータス、才能、どれをとっても宝石のような輝きを放つ美少女たち。避暑地の夜の帳が下り、完全な闇に包まれた4人は、「誰にも打ち明けていない秘密の話」を順番に打ち明けることとなったのだが!?


良いところのお嬢様たちが避暑地でそれぞれの秘密を教えあって共有し合う百合的な展開だと思ったら、全く違って思わず物語から腹パンを食らった(気分)
そもそもカースト上位の集まりなだけで、葵以外(セレブって言われてるし)そもそもお嬢様ではなかった(勘違い)

セレブ、モデル、作家、スポーツ選手かつ容姿端麗でキラキラした宝石みたいな子ばかりだけど、みんな綺麗な皮を被ったバケモノという感じで正直気持ち悪かった(1人は文字通りなんだけど)誰にも言えない秘密だよ!と言いながらも、犯罪
に近いものを起こしているのに誰1人その過去に後悔や怯えを感じてないところが異常だったし、友達といってつるみながらもいざとなったら殺してしまうのも否めない(あくまで友達はアクセサリーだ)さぞかしこの子たちは美味しかっただろうなぁ。

SNS(インスタ映え)やいじめ、カーストなどが出てきてとてもタイムリーな内容だけにすごくリアルだったしそれに昔からある不可思議な要素も絡めてあってとにかく色々怖い作品でした。全然予想してたのと違って私は面白かったですが。
勝手にオレンジ文庫らしからぬ話だったのでは・・?と。映像化したら面白そう(とても今風の話だと思うし)
ネタバレなしで読んでみてもらいたいです。

Posted on 17:00 [edit]

category: ライト文芸

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さくら花店 毒物図鑑 夏の悪夢/宮野 美嘉  



さくら花店 毒物図鑑 夏の悪夢 (小学館文庫キャラブン!)
宮野 美嘉
小学館 (2018-09-06)
売り上げランキング: 149,082

住宅街にひっそりとたたずむレトロな雰囲気の「さくら花店」。一見ごく普通のフラワーショップだが、ここにやってくる客は、傷ついて病んだ魂を抱える人ばかり。苦しむ人の心を癒そうとする花の願いを聞き、その手助けをしているのは、植物の声を聞くことができる店主の雪乃だ。本日店にやってきたのは、美しい妹のために白い百合を買い求める女子高生。雪乃が感じた嫌な予感の正体とは?花に呼ばれると危険もかえりみず走り出してしまう雪乃を見守るのは、人嫌いで無愛想な樹木医の将吾郎。風変わりな夫婦が、植物にまつわる歪んだ事件を解き明かす!



続きがでて良かった!(キャラブン後書きないし)
宮野さんの少女小説とか読みたいけど、難しいのかな。他のルルル文庫作家さんとか復活してほしい(宇津田さんとか、深山さんとか)

夫婦なんだけど、どこかお互いの気持ちに気づいてない感がある。
自分達が思っている以上に、両思いだと思うぞ。どこか風変わりな佐倉夫婦なんだけど、結婚に至るまでに宙ぶらりんな関係にモヤモヤした時もあったのね!と新鮮になりました。「結婚してくれ」とプロポーズするごろーさんめっちゃ照れてて可愛いところもあるんだねw個人的に、雪乃さんのごろーさんを幸せに出来るのはわたししかいませんから!と言い切る雪乃さんが素敵・・・!

あと同居人のヒロくん、佐倉夫婦には懐いていて雪乃の後ろを雛鳥の様に付いて行って可愛いなと思ってしまいますw
コミュ障かつ心が子供の様で繊細だけど、彼なりに花屋の仕事頑張っているしね・・・
ヒロくんにはちょっと弱い夫婦にはニヤニヤしてしまう。

さすが宮野さんという感じで、相変わらず人間の見られたくない汚い部分をドロッと書くのが上手いなと。現代ものだからか、さらにリアルでエグいというか・・・
モブだと思っていた、パートの楠さんがなかなかの過去を持っていてヒィ・・・・!となりました。今はとても幸せだそうですが、それは花に癒されたから?
あとは人間大事な物を奪われた時(奪われそうになった)なりふり構わずいくらでも残酷になれるもんですよね、きっと。

読み切り形式ですが、またシリーズの続きが読めたらいいな!

Posted on 20:06 [edit]

category: ライト文芸

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紅霞後宮物語 第八幕/雪村花菜   

お久しぶりです!最近はなかなか読書に時間が避けなかったのですが、ボチボチ再開して行きたいです(積み本がエグくなってるので)読書と感想を上げる習慣が消えそうでヤバいぞ、わたし!

紅霞後宮物語 第八幕 (富士見L文庫)
雪村花菜
KADOKAWA (2018-06-15)
売り上げランキング: 3,045


怪我に倒れた小玉に代わり、戦場では賢恭が軍を率いていた。そして小玉負傷、樹華戦死の報が届いた宸は衝撃に揺れていた。小玉を思うが故の企みで望まぬ結果を招いてしまった梅花は、自らの命を以て償おうとするが、裏で何かが動いていたのではと疑う文林は、真相を探るよう梅花に命じる。「小玉が死んだら、お前を殺す。だが、死ぬまでは働いてもらう」司馬氏の失脚までは上手くいった。その後何故歯車は狂ってしまったのか。梅花は思いがけない闇に真実を見つけてしまい―?



今回で第二部完ということで物語に一区切りついたけれど、逝ってしまった人が多くて読んでてしんどかったです。
梅花や樹華は(息子の事が心残りだろうけど)きっと生を全うした!という感じなのかな、と思いました。梅花は過去に文林の母と何かがあったようだけど、そこは本編では語られない感じ?(カクヨム連載なんだっけ?)
その反面、司馬淑妃は餓死なんてとてもらしくない最期だったな、と。でも最後まで「皇帝」を慕い続けていた姿はブレがなかったなぁ。
そして息子の鳳は一番後味が悪かったですね、黒幕だったのは(すごく頭のいい子だったのだろうな)ゾッとしたけれどもし早く生母から引き離していれば違う未来があったかもしれないのに。
あと薄充儀が異民族に皇族の姫として嫁ぐ事なり、思いの外高位の妃(貴妃と真桂)が仲良しで、彼女たちの友情が尊かったです。

どこか情が薄い夫婦だったけれど、二人の関係にも変化が見られたような。これは国が滅びに向かっている物語なので、どんどん暗い展開になりそうですが小玉が老いて亡くなるまで私も読みたいです。

Posted on 20:21 [edit]

category: ライト文芸

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さくら花店: 毒物図鑑/宮野美嘉   



さくら花店: 毒物図鑑 (小学館文庫 み 7-1 キャラブン!)
宮野美嘉
小学館 (2018-04-06)
売り上げランキング: 435,585


(あらすじが長め)

傷つき病んだ心を呼ぶ店――癒しの花物語

住宅街にひっそりとたたずむ「さくら花店」。レトロな雰囲気の小さなその店にやってくるのは、心に深い悩みを抱える客ばかり。それは植物たちが、傷ついた人の心を癒そうとして彼らを呼び寄せているからだ。
そんな不思議な花店を切り盛りするのは、植物の声を聞くことができる、店主の佐倉雪乃。悲しい人々を救おうとする植物の願いを受けて、その手助けをするのが雪乃の仕事だ。
今日もさくら花店には、暗い顔をした客がやってくる。
「旦那を殺したら罪になるんですかね…」
呟く女性の心を救いたいと言う可憐な花たちの横で、雪乃はそっと微笑む。
「あなたはここへ呼ばれてきました。花は病んだ人を呼ぶんです。あなたは花に癒されるために、ここへ来たんですよ――」
不思議な力を持つ雪乃を支えるのは、極度の人嫌いでぶっきらぼうな樹木医の夫、将吾郎。
風変わりな夫婦の日々と、植物にまつわる事件を描く、優しくて怖い花物語。



久しぶりに宮野さんの作品読めて嬉しかったです!(ガガガで書かれてたみたいだけど)
植物の声が聞こえる店主が、その声を聞いて病んだ人たちを手助けていくという感じで癒し系の話かと思ったら、結構人間の暗い部分を書いており作者さんらしい毒のある作品で安定でした(良き)

各話に出て来るお客さん達もそれぞれ病んでいて、特に「待雪草」に出て来る小瑠璃ちゃんのお母さんの「お母さんの言うことを聞いてれば良いの」の洗脳系は一種の虐待ですよね、、、、花の声を聞けるヒロくんも親に異質だと思われてて、親の愛情を十分に受けれなかったせいで精神的に幼かったり。
色々と胸に歪みを抱えた人たちが出てきたのだけど、一番異質なのは主人公夫婦(とヒロくん)なのかな、と。旦那は人間が嫌い過ぎなのと(たぶん嫁に対して執着凄まじそう)嫁は花に愛着はあれど人間には執着してなさそう。あと素だと、雪乃も訛りがでるんだね、なんか可愛い。
このどこか歪んで噛み合ってない夫婦のエピソードを読みたいのでシリーズ化すると良いな・・・・

(また女性向けで新作読めるのも嬉しいんだけど、少女小説も読みたいなぁなんて)

Posted on 19:31 [edit]

category: ライト文芸

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