ひとりあそび

読んだ本、プレーしたゲームなどの感想を中心に綴っています

浅草鬼嫁日記 あやかし夫婦は今世こそ幸せになりたい。/友麻碧  




浅草に住み、浅草グルメをこよなく愛する女子高生、茨木真紀。人間のくせに日々あやかし関連の厄介ごとに首を突っ込んでは腕力で解決する彼女には秘密があった。それは真紀が前世の記憶を持っていること。その前世は人間ではなく、平安時代にその名を轟かせた鬼の姫“茨木童子”だということ。前世で「夫」だった“酒呑童子”の生まれ変わりである同級生の天酒馨を引き連れ、ブラックバイトに苦しむ手鞠河童や老舗そば屋を営む豆狸の一家など、悩めるあやかしたちのために「最強の鬼嫁」は今日も浅草中を駆け回る!


寝るのと、馨のバイト以外はずっと一緒とかもはや夫婦やんとなった(真紀ちゃんが住んでるアパートにお土産片手に入り浸ってて現代の通い婚のようだ)この二人の醸し出す長年連れ添ってます感がとても好き。そして真紀ちゃんの「馨のものは私のもの、私のものは私のもの」なジャイアニズム精神が最高。二人の前世からの(大妖怪鵺さま)親友由理くんも二人を傍で見守ってる感が良いですね。

あやかしの厄介事(手毬河童がブラックバイト・・・)に首を突っ込みつつ、高校生活や浅草ライフを謳歌してるんだけどもやはり前世絡みになるとシリアスだったり・・・・前世で自分たちを殺した人間に生まれ変わってるし、大妖怪だった記憶も残っているものだからすごい複雑だろうな・・・・あと馨の家族との関係は崩壊してしまって(前世の記憶のせいでやっぱり普通の子と違ったらしい)もうどうしようもなくなったのが読んでて辛かったけど、その分真紀ちゃんと幸せな家庭を築いて欲しいなと。

茨城童子と四眷属の前世から続く絆(スイとミカしか出てないけど)にとても良いなーとなったし、八咫烏ことミカのブリっ子が可愛いくてとてモツボだったり。
あと陰陽局のホープの茜くんの名字が津場木で史郎の孫の一人か何か???ってなってる。あと某大旦那、スイの薬局に買い物死に来ててニヤっとしてしまいました。

大妖怪だった前世が周りに広まったせいで、これからさらに面倒事に巻き込まれそうな感じだけど最後はみんなで幸せになって~~!!
とても続きが楽しみなシリーズです(あやかしお宿の方の新刊も読まなきゃ!)
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Posted on 11:37 [edit]

category: ライト文芸

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宝石商リチャード氏の謎鑑定 天使のアクアマリン/辻村 七子   


(1巻発売の時はBLタグが付いててざわついてた気がしたけど、今公式を見たらバティというタグになってて????)

宝石商リチャード氏の謎鑑定 (集英社オレンジ文庫)
辻村 七子
集英社 (2016-11-18)
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美貌の敏腕宝石商・リチャードの店「エトランジェ」でバイト中の大学生・正義。店には様々な人間が訪れる。結婚三十周年記念の指輪のための宝石を探す夫婦、恋人と連絡の取れなくなった女子大学生。そして、とあるオークションへの代理出席を依頼する者も。オークション会場には、リチャードの過去を知る男がいた。正義とリチャード、それぞれの想いはすれ違い―!?


「危ういトルコ石」で悪質商法のアジト(?)に変装して絡みにいったリチャードと正義ににちょっと笑ってしまった(笑)
あと正義の前では素の部分というか、ちょっと甘えた表情をみせてしまうとことか正義に自分を褒めさせて盛大にドヤるリチャード氏は可愛さしかなった。

エピソード的には宝石を通して色々な夫婦(恋人)の形があるんやで、という感じだったろうか・・・・
谷本さんは恋をしたくないからさっさと結婚したいという独特な考えをする子だったんだな(その考えを否定する気は全然ない)正義が気持ちを伝えた事によって恋にちょっと前向きになれた事でもしかして・・・・と思わなくはないけど、正義くんの隣にいると自分も良い人になったみたいでそんな自分が好きだ!という状態になりそうというか私自身2人を応援出来なくてハッピーな結末を思い描けません。プリンを作ってあげたいのはどっちなんだ!!
でもアクアマリンを見たとき谷本さんみたいだと思ったんだ!と告白するシーンはとても好きなんだよな。真っ直ぐな正義らしくて。

リチャードの隠された部分がちょっと明かされたのもつかの間、キューピットを演じてそのままどこかに行ってしまったリチャードに絶望しつつ、前のパートナーとのトラウマもあっただろうしたぶんこれ以上正義との距離が近づかない様にだと思うと辛さしかない・・・・
明らかに好意がダダ漏れだったのにそれに全く気付いてなかった正義だったけど(そして無意識の好きだ等の発言)母親のひろみや穂村さんの言葉でさすがに気づいたかな・・・?(正義が自分の為に作ってくれてるから喜んでたのかプリン・・・・)
ひとまず次の巻ではリチャードを探しに行く旅に出ると思うので(願望)そのおせっかい根性でリチャードをがっちり捕まえて、ちゃんと彼と本音で向き合って欲しいなと思います。

Posted on 22:58 [edit]

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かくりよの宿飯 四 あやかしお宿から攫われました。/友麻碧   



かくりよの宿飯 四 あやかしお宿から攫われました。 (富士見L文庫)
友麻碧
KADOKAWA/富士見書房 (2016-06-11)
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あやかしの棲まう“隠世”の老舗宿「天神屋」で食事処を切り盛りする女子大生の葵。突然やって来て銀次を連れて行こうとするライバル宿「折尾屋」の旦那頭・乱丸に楯突いた結果、彼女は南の地に攫われてしまう。こそっとついてきたチビの力を借り、地下牢から脱走しようとする葵だったが、その前に乱丸はじめ「折尾屋」のあやかしたちが立ちはだかり―。銀次と一緒に「天神屋」に帰るため、四面楚歌の状況を打破すべく葵が考えた秘策とは…ゴーヤチャンプルー!?


ライバルお宿に攫われて周りは敵だらけで絶体絶命・・・!かと思いきや、いびられつつも何だかんだ自分の居場所を作って南の地を満喫してるんだからすごく逞しい主人公だなっ!となった。最初に閉じ込められた座敷牢(快適)を最終的に寝床にしてたのには笑ったw
折尾屋が舞台だから大旦那出てこないのかなーと寂しく思ってたら、ちゃんと嫁を陰ながらサポートしつつ辛い時は葵を傍で元気付けてくれたりとただのイケメンだった・・・むしろ2人の仲が近づいててニヤニヤ

今回、天狗の親子である松葉様と葉鳥さんはお互い意地を張り合ってたという感じだったのだけど葵の料理のお陰で和解出来て良かった!がめ煮とても美味しそう・・・
葉鳥さんのお母さんの家族を大事にしていた気持ちにじんわりさせられたけど、子供のころ母親に大事にされてなくてトラウマになってしまっている葵がとても痛々しかったです。

折尾屋というか南の地の事情に首を突っ込んでしまっていて、儀式に必要な料理を作る事になったのだけど葵ならきっと海坊主の胃袋をガッチリ掴んでくれるはず・・・・!むしろ全部綺麗に一件落着にしてくれるんじゃないか的な安心感

Posted on 20:49 [edit]

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カスミとオボロ 大正百鬼夜行物語/丸木 文華   


カスミとオボロ 大正百鬼夜行物語 (集英社オレンジ文庫)
丸木 文華
集英社 (2016-06-23)
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時は大正。坂之上伯爵家の令嬢・香澄は、退屈な日常にうんざりしていた。そこへ現れたのは、代々祀ってきた悪路王。香澄は彼に朧という名を与えることで、主従関係を結んでしまった。少年の姿をした朧は、世の中にはびこる鬼を喰らって力を得るという。腹をすかせた朧のために、香澄は街へ出かけてみたのだが…?煌びやかな華族世界を舞台に描く、あやかし事件簿!


コバルト本誌のホラー特集に文華さんの短編(ちなみに挿絵はCielさんだった)が載ってたので、その話を含めた短編集でも出るのかな?と思ってたのですが、完全書き下ろしだった!ちなみに短編の「珠代」も大正時代が舞台で結構ドロっとした感じなのでおススメ・・・(割と百合っぽい)

何となくだけど、読んでて「一番恐いのは人間」という言葉を思い出した。
いつもよりドロドロ感が少ないので、そこを期待するとちょっと物足りないかもしれない(オレンジ文庫だしね!)ただヒトの負の部分、恨み・愛欲・嫉妬などにスポットが当たっているので作品自体は暗い雰囲気。。大正って近代化が進んで華やかな時代だけど、同じぐらい闇が深そう・・・・

主人公の香澄は人間の醜い部分をどこか冷めた目で見つめているという感じだったのですが、彼女自身もどこか歪んでいてどこか得体のしれないところが個人的に魅力的。あと香澄の父親である坂之上伯爵が女にだらしなくて一言でいえば最悪なのだけど、香澄(他に兄、姉がいる)の産みの親しか愛せないというのは嫌いではない。ただ妾に子が出来ても、金銭面の援助とかするけどあとは無関心(庶子として認知すらしない)というのもどうかと思うけどね・・・・
あと作中に引用されている虫めづる姫君の一節「鬼と女は、本当の姿をみせないからこそ価値がある」が内容にぴったり過ぎると思った、女は恐い生き物なのですよ、、、

鬼の朧は、契約者の香澄にビシビシされながら尻に敷かれてしまっていて最凶な悪路王(笑)という感じなのだけど、実はそんな風に無邪気な従順な鬼を演じてるだけなんだとあってですね・・・・朧も鈴鹿御前の生まれ変わりの香澄に執着してるっぽいので、これはシリーズ化しなければならないやつですね。

Posted on 19:50 [edit]

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紅霞後宮物語 第四幕/雪村花菜   


紅霞後宮物語 第四幕 (富士見L文庫)
雪村花菜
KADOKAWA/富士見書房 (2016-06-11)
売り上げランキング: 1,564

明慧の葬儀も終わり、無情にも日常が戻ってきた。悲しみの冬が過ぎ、春が訪れようとする頃、文林は一冊の帳簿を小玉に示す。帳簿に不自然に出てくる「維山」という地名。それが鄒王の死、さらには明慧の死につながるものだと見た文林は、現地調査を小玉に託す。小玉は皇后の行啓として維山に向かい、維山に入ると陳校尉として調査わ開始するのだが、街の様子に違和感を感じて―?―このままでは終わらせない。終わらせてなるものか。閑小玉、伝説に残る覚悟の戦い。



全体的にはシリアスなのだけど、小玉筆頭にサブキャラたちが個性的なので暗くなり過ぎないのがとても良い。まさか沈太監が小玉の初恋の相手だとは思わなかったし、案の定文林がギスギスしてて(笑)地味に三羽鳥な千姫、雪苑、冬麗が賑やかでお気に入り(今回は活躍してましたしね!)サブキャラたちも結構掘り下げられるのがこのシリーズの魅力だと思っています。あとお土産に岩塩をセレクトする小玉に笑ったw

今まで起こった陰謀(雛王の死とか)と今回の維山の王母の事件は関連があったという事でいいのだろうか・・・隣国が絡んでたらしいし、これから大きな戦とかが起こりそうですよね(というか、こっちから吹っ掛ける気なような・・・)
今回は王母の歪んだ思想や悪人のそこの浅さ(自分も同じ種類の人間だと気付く)に何とも言えない気持ちになりつつも、明慧の死を経て自分の気持ちに区切りをつけられたのは良かったのではないかと。あと義息子である鴻の接し方の答えも出たようでなにより。というか、ぼこうへいかーと小玉を慕う鴻が可愛いくて癒し。

さて今回、小玉は行啓だったので文林はさほど出てきてないはずが何故がゲス度がアップしててですね・・・・謝賢妃は小玉の為に利用し、その死を戦争の大義名分に利用するとかすごく下道だ・・・・謝賢妃もどっちかというと文林よりの歪んだ物を抱えてたみたいだけど。

今回、小玉にとっては最善な策をとったようだけど、その選択が皇后である彼女にがどう影響してくるのかなぁ。物語も大きく動き出しそうなので、続きも楽しみです。

Posted on 21:44 [edit]

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