ひとりあそび

読んだ本、プレーしたゲームなどの感想を中心に綴っています

レアリアⅡ〜Ⅲ(前篇・後編)/雪乃紗衣  

新刊まで駆け抜けたのでまとめて感想です!

それぞれサブタイはⅡ「仮面の皇子」Ⅲ「運命の石 前篇後編」

休戦延長なし―。魔女家名代として宰相会議に臨んだミレディアは、破滅に突き進む帝国の選択に心を痛めつつも、「家族」となったアリルのために為すべきことを考えていた。一方、アリルはもう一人の皇帝候補ラムザとデュアメル学院に通い、帝位継承者として起つ決意を固める。…明かされる少女の罪、そして少年の仮面の下に隠された驚くべき真実。(仮面の皇子)


やはり入ってきづらい文章かつ場面転換が多いなど読みづらさが難点なんだけど、2巻以降だんだんミアたちの物語になってきたのもありすごく作品に愛着が湧いてきました。確実に終わりに進んでしまっているけど、もしかしたらミアならその運命を変えてくれるのでは・・と思わずにいられない。それぞれの皇子たちと関係性も良いですが、個人的に王朝のアイゼン皇子との悪友からの仇の関係になったのが刺さった。そんな中でも、ミアの中ではアキの存在が大きいんだなぁと。
その関係にヤキモチを焼くアリル皇子は微笑ましかったけど、確実に仄暗い感情も抱いているみたいで・・・(冬の王の血)その狂気がどうなるのかザワザワする。アキや皇子たちの謎やそれぞれの思惑も徐々に明かされてきて続きも気になるところ・・・(あと鳴らしたものが玉座につけるという「運命の石(リア・ファール)を鳴らしたのはミア?)
次はいよいよ皇帝選でしょうか・・・ザワザワしながら続き待機ー

グランゼリア戦を描いた中編である「碧落」は壮絶で読んでて苦しかった。ほとんどの十三翼将がこの戦で戦死してまうんですが、みんなオレンディアの為に死んでいってた姿は本当に読んでて辛かったです。ボロボロで擦り切れてしまったミアが痛々しかったけど、それでも唯一諦めないでオレンディアを守り切った彼女は本当に強いんだな、と思いました。ポンコツな小魔女と呼ばれてるけど、アイゼン皇子の剣を受けて防げるぐらいなので本当は強いのでは・・・?(ヒント、剣受ける様は剣鬼将軍や死神ギィの影をみた)となったのでまだミア自身にも謎が多そうだ。」
あと愚帝と噂なユーディアスの本性やオレンディアへの執着が垣間見えてゾクっとした。

読んでて気持ちが落ち込みますが(展開が重いので・・面白いんだけどね!)かつくらの新刊に載ってる書き下ろしの短編集がほのぼのしてていい感じに幸せになれるのでオススメ。ヤキモチなアリル皇子とカブなアキ(作者インタビューもあるよ)
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Posted on 15:58 [edit]

category: ライト文芸

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小説家・裏雅の気ままな探偵稼業 /丸木文華   

丸木さん×笠井さんのタッグ!しかもオレンジでとか新鮮だな〜
ファンには嬉しい組み合わせです。

小説家・裏雅の気ままな探偵稼業 (オレンジ文庫)
丸木文華
集英社 (2017-11-17)
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売れない小説家・裏雅が「真珠姫」と呼び、ひそかに観察を続けているのは、彼を「雅兄様」と慕う伯爵令嬢の茉莉子。一見おっとりとして可愛らしい茉莉子だが、雅は彼女の秘められた特性に興味を禁じ得ない。茉莉子はある日、「本業の小説のほうはさっぱりだが推理力には定評のある」雅のもとに、女学校で噂になっている不可思議な「幽霊」の話をしに来るのだが…?


舞台は大正時代の女学校が舞台で非常に百合百合しい内容で、純粋故に自分の世界を壊すものには幾らでも残酷になれるのよ、という感じで結構毒々しい感じでした。

周りにはおっとりした可愛らしい子として(そんな風に演じている)みられているけど、本当は感情などが欠落していてどこか空っぽで、死んだ子猫の死体を自分との部屋の引き出しにしまってしまうようなどこか異質な少女茉莉子を気に入っていて、彼女を観察しつつ通っている青山にある女学校で起こった事件を推理するけど解決はしないという話でした。好奇心を満たす為なら、それがきっかけで人が死のうとも構わないという感じなので、まぁ色々欠落しているんだね。
茉莉子も幼馴染に異常な執着をされてて(本人は気づかず)この異質な感じが人を」惹きつけるのかもしれない。ただ彼女にどれだけ好意を向けようとも、気づかれないだろうけど(感情を理解できないから)
読み切り形式でしたが、兄様を食べてしまいたい茉莉子とそんな彼女を観察し続ける売れない小説家の不思議なやりとりをもっと読みたいなぁと(もちろんカスミとオボロも続き待ってますよ!)

今回、コバルト本誌に短編が載っていた(ホラー特集で扉絵はCielさん)「珠代」も同時収録されていて(青山の女学校に通っている令嬢たちが登場人物ですが表題作とは繋がってないと思う)、自分が崇拝していた同級生がただの醜い女だとわかったとき、そんな彼女に失望して・・・という感じで色んな意味でゾクッとする話なのでオススメです。文章も読者が聞き手(この話でいうと先生=読者なのかな、と)な感じに進むのも面白く同時収録されて嬉しかったです。

Posted on 21:00 [edit]

category: ライト文芸

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宝石商リチャード氏の謎鑑定 祝福のペリドット/辻村 七子  

リチャードさん、とてもアンニュイな感じ(好き)
宝石商リチャード氏の謎鑑定 祝福のペリドット (オレンジ文庫)
辻村 七子
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売り上げランキング: 6,494

イギリスから帰国した正義とリチャード。正義は大学三年生となり、周囲ではそろそろ就職活動が本格化し始めていた。そんなある日、銀座の「エトランジェ」を常連客の乙村が訪れた。乙村は、片想いしていた女性からもらったという桜色のカメオをリチャードと正義に見せる。そして、そのカメオの謎を解いてみないか、と言い出して…?


前回でようやくリチャード絡みのゴタゴタや、従兄弟たちとの関係も修復されて一件落着でしたが今回もリチャード氏の過去編のターンでした(黒歴史編)
家に振り回されて、信頼してた従兄弟たちには突き放されて、結婚まで約束した人とは別れなければならなかったりと、一番最悪な時期で自暴自棄になり詐欺師紛いのことをやってしまっていて正直スマートではないのだけど、きっとそのスリランカでの過去とインドの出身で男尊女卑の文化に苦しまれていたモニカとの出会いがなかったら今の彼はいないと思いました。アメリカで編集者として頑張っているそうで、そのうちまた今のリチャードと再会してほしいなと。

リチャードの9歳の誕生会兼クリスマスパーティーでの事件の真相を知ると、母親らしくなかったカトリーヌも彼女なりに彼のことを考えてたのかなぁと思うと毒親だ!とは言えないかな、なんて。無責任かもしれないけど、手を離してやるのも一つの選択肢なのかな、と。大好きだった家庭教師の智恵子さんとも再会してまた縁が出来て良かった。あとあの穂村さんと結婚した(おめでとう!)のが娘さんで縁が繋がっていてすごいな、と思いました。

さてついに正義の就活が本格的に始まってきて、自己分析とか色々大変そうだな〜と人ごとのように感じたり(笑)
今のところ公務員希望で会社勤めも視野に入れているという感じだけど、本当にそれでいいの?なんて

次はいよいとゴルゴ谷本さんエトランジェ来店でついにリチャードという感じでしょうか・・・?ドキドキが止まらない!
次巻はさすがに来年でしょうか・・・楽しみです。

Posted on 19:44 [edit]

category: ライト文芸

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カスミとオボロ 春宵に鬼は妖しく微笑む/丸木 文華  

個人的に爽やかな(ライト文芸だけに)表紙が多いイメージなので、カスミとオボロの表紙は独特の雰囲気があっていい意味で目をひくと思ったり。
カスミとオボロ 春宵に鬼は妖しく微笑む (集英社オレンジ文庫)
丸木 文華
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売り上げランキング: 30,280

時は大正。
妖力を持つ一族に生まれた華族令嬢の香澄は、古の鬼神悪路王を蘇らせ、朧と名付けて使役鬼としている。
ある時、同級生の初江に誘われてチャリネ(サーカス)を見に行った二人は、不思議な術を使う男・花月と出会う。自我を失くしたように花月に付き従うチャリネの踊り子たち。さらに初江も花月に心を奪われて…。
人の心に巣食う鬼たちのあやかし事件簿。



一般向けだけど割と鬼が出てくるので、人間の欲とかにスポットが当たっていてじっとりしてるシリーズ2巻目!続編が出てとても嬉しいです!

今回は「恋」がテーマでそれに夢中になって恋に狂っていくという感じでした。
天狗の花月に恋した、同級生の初江さんの末路は悲惨なんだけど、綺麗なお人形にされても本人にしたら幸せな結末なんだろうなぁ。綺麗な可愛い人たちの内の一人としてしか見られなくても、ブサイク親父(香澄が喜ぶほどブサイク 笑)と結婚するより幸せなのかもしれない。
今回は香澄に婚約者ができたけど、早々に退場(悪路王の影響で鬼に近づいてる香澄の鬼気に当てられて)してしまうんですが一目で気に入ってストーカーしてたのには若干香澄と一緒に引いてしまいましたw

相変わらず、朧こと悪路王は香澄の前では可愛子ぶりっ子をしてるようで・・・・天狗である花月との化かし合い(?)では本性がはみ出てましたけど、使役されてるようで本当は可愛い香澄のお遊びに付き合ってるだけなんでしょうね・・・徐々に香澄を鬼化させて、虎視眈眈と香澄を狙ってるようでその執着に彼女はその内気づくのかな?
あと今後、鈴鹿御前だった記憶が蘇ったりするの?とか香澄が転生されてるなら田村麻呂はどうなの?ってなったので3巻もお待ちしています。

Posted on 14:12 [edit]

category: ライト文芸

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紅霞後宮物語 第六幕/雪村花菜   

(すっかりブログを放置してしまいました。リアル方面な趣味の大きなイベントも終了したので、ぼちぼち平子に戻りたいと思います。積み本も大変なことに〜読まねば!)

紅霞後宮物語 第六幕 (富士見L文庫)
雪村花菜
KADOKAWA (2017-06-15)
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康国との戦を決意した文林。行軍元帥に選ばれたのは、cだった。「皇后を」という声は上がらず、そのことに少なからず安堵した文林は、小玉に手柄をあげさせたい反面、死地に向かわせることに躊躇いを感じている自分に気付いてしまう。一方の小玉も、文林に対して感じた溝が埋められず、ざわつく心を持て余していた。さらに開戦を契機に、朝廷では皇太子問題が議題にのぼる。長男の鳳か、小玉を養母に持つ三男の鴻か。皇后としての小玉を守るため、文林は決断を下す―!



ページ数はそんな多くないと思うのだけど、内容は濃厚で毎回読み応えがあるシリーズですな。

前回、小玉の流産事件で夫婦間の溝が深まってしまった二人だったけど康国との大きな対戦を控えた緊迫した状況もあるし、王太妃や明彗、樹華たち色々な夫婦の形を見たからか、小玉がちゃんと感情をぶつけられたのはとても良かった。まぁ以前、色々拗れたままの面倒な夫婦なのですけどね。

ついに文林が望んだ、皇后としての小玉の出陣なのだけど男として彼女を守りたくなってきていて、小玉も彼に執着しているしお互い心情に変化が出てきたのかな??ついに開戦という事も(古参の班将軍も戦死しまったし・・・)あるし、いろんな方面に動き出しそうで続きが楽しみです。あと結構、沈太監と小玉の関係が好きなのでそこらへん(?)も楽しみですw

表紙に鴻が登場ですが、愛情を与えられて育ってきた子とそうではない子(鳳)やはり後者の方はどこか歪んでしまっててちょっと読んでて憂鬱になりました。今ままでおばかで済んでて司馬淑妃もついに・・・という感じなので、後宮関係もごたつきそうな予感・・・・あとついに甥っ子の丙が登場しましたが、だいぶ小玉よりな性質なんだねw

あとがきで色々と宸という国について掘り下げられてて(歴史的に)とても興味深かったです。他の時代の話とか読めたら面白そうですよね。

Posted on 16:14 [edit]

category: ライト文芸

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