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ひとりあそび

気ままに、読んだ本の感想を中心に綴っています

蟲愛づる姫君の蜜月/宮野美嘉  

(今まで使っていたamazletが気付いたらサービス終了に・・・・ショック)


国王とその妃の、奇妙すぎる夫婦関係とは?
恐ろしい毒蟲たちと、それらが生み出す蠱毒をこよなく愛する変わり者の姫君・李玲琳と、その夫にして魁国の国王・楊鍠牙。若く美しく文武両道のパーフェクトキングのくせに、過去の諸々の経験ゆえにとことん不幸体質な鍠牙は、いつか妻に殺されることを夢見ているし、玲琳の夫の扱いときたら蟲以下だ。周囲から見れば奇妙すぎる夫婦だし、実は本当の意味ではまだ夫婦になっていないのだが、どうやらそこに愛はちゃんとあるらしい。
さて、大国・斎から玲琳が嫁いできて、はや八ヶ月が過ぎた。もともと小柄ながらそれなりに背も伸びて、少女から女性になり始めた玲琳と、鍠牙の夫婦関係が先に進むことを周囲の者たちは期待するが、肝心の国王夫婦にはまるでその気がないらしい。中でも気を揉むのは、斎国時代から玲琳に長年仕えてきた侍女の葉歌だ。彼女はある日、玲琳に「国王とずっと仲良くいられる毒」なるものを飲ませ、その翌日、忽然と姿を消してしまった。玲琳はいなくなった葉歌を探すため、蠱師として彼女を「呪う」ことにするが……。
大人気! 中華ファンタジー史上最高に奇妙な国王夫婦の物語、第3弾!



一番まともなのが玲琳な気がする。旦那様は安定のメンヘラだからお留守番も出来ないの(語弊がある)
ただ蠱毒の力が失われた事と、何より葉歌が消えた事は無自覚に不安に感じてたと思った。
今回蠱毒の里の事や、そこのに存在する森羅(葉歌)という暗殺者の事、そして今回の本当の黒幕である玲琳の母の仕掛けを打ち破ったので物語に一区切りついたかな。好きなシリーズなので続いて欲しいなぁ。
ラストの短編では玲琳の母と皇帝の馴れ初め話が。皇帝は自分が暗愚である事そして彩蘭を後継にしたいけど母親の身分が低く息子たちが邪魔だから殺して欲しい、そして母は近親婚のし過ぎで短命な事に気づいてのそして皇帝の血を入れれば良い子供ができる・・・・と、利害の一致だったんだなぁーと。短いながらも意外性があって面白かった。
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Posted on 22:02 [edit]

category: ライト文芸

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皇妃エリザベートのしくじり人生やりなおし/江本 マシメサ  

読むまで謎だったんですが、挿絵がなくて残念。
二見サラ文庫初めてだったんですがライト文芸っぽいですね・・・?(他のラインナップはわからないけど)

皇妃エリザベートのしくじり人生やりなおし (二見サラ文庫)
江本 マシメサ
二見書房
売り上げランキング: 29,656

二回目の人生は、絶対に幸せになってみせる。

陛下との結婚が不幸の始まり!?
皇帝陛下は未練たらたらだよ、シシィ

暗殺者の凶刃に倒れ六十年の生涯を閉じたオーストリア皇妃エリザベート。
ところが、一回目の人生の記憶そのままに、六歳の少女時代へ逆戻り!?
二度と不幸な人生は歩みたくないと、運命の分岐点だったフランツ・ヨーゼフとの出会いを回避し、見初められることのないようガリ勉少女に変貌を遂げるのだが…。
転生エリザベートと堅物皇帝フランツ・ヨーゼフの二度目の出会いと恋を描く、甘く瑞々しい歴史ファンタジー。


わたしはこの物語を読むまで、シシィはサラエボ事件で暗殺されたと思ってたがあれ「オーストリア皇太子と妻の暗殺事件」だったもんね、エリザベートは皇妃ですもんね(無知)暗殺はされたもの60歳と割と長く生きていた様で(当時としたら)こんなんだけど、東京にハプスブルグ展を観に行ってます(恥)
わたしも人生やり直して〜〜となった

皇帝がエリザベートに一目惚れして〜というドラマチックな馴れ初めだったけど、自由な気風なバイエルン家と絶対君主制を掲げている堅く苦しいハプスブルク家に嫁ぐというのは(自由気ままに育てられてた様だし)明らかにしくじり人生ましぐらだなと思った。
ハプスブルク家の終焉を見届けて、6歳に巻き戻ってからのシシィは皇帝と結婚(ひとまず出会う)のを絶対回避・・・・・!!!!!という感じなんだけど、これどうやっても出会っちゃうし恋しちゃう感じでもはやそこは回避不可能(運命)なんだろうな。今回はお互いを知り、シシィも賢いのでどんどん最悪の事態を回避して行くのがどんどんハッピーエンドに近づいって2度目は幸せの結末だったのだろうなぁと思える終わり方で良かった。2回目で幸せになれたって事は1回目でも幸せになれたかもしれない、お互いに向き合ってたら、もっと民衆に向き合ってたら歴史は違ってたかもしれませんね。
余談ですが、ゾフィー様については「帝冠の恋」(須賀しのぶさん)を読んでるのであまり悪いイメージがないのですよ。
それにしてもあまーそうだったけど、オーストリアスイーツ(カフェ)美味しそうで行ってみたいわ〜〜(ヨーロッパ自体行ってみたい、というか海外に行ってry)

Posted on 13:49 [edit]

category: ライト文芸

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蟲愛づる姫君の婚姻/宮野 美嘉  

(お久しぶりです・・・(小声)気づいたら2ヶ月も更新していなかったんですね・・・なんとか色々あったような、なかったよな・・・・という感じなので近いうちにちょっとした近況でも書きたいなぁと。一時期は本(特に活字)が読めない状況が続いて(読む気力がなく)たのですが、徐々に読めるようになってきてるのでブログの更新もぼちぼち復活していきたいと思ってるのでまたよろしくお願いしますね〜

蟲愛づる姫君の婚姻 (小学館文庫キャラブン!)
宮野 美嘉
小学館 (2019-06-06)
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変わり者の姫の結婚相手は隣国の国王で!?

この世には〈蠱毒(こどく)〉というものがある。壺に百の毒蟲(どくむし)を入れて互いに殺し合わせ、最後に生き残った一匹が猛毒を持つ〈蟲〉となるのだ。それを古来〈蠱術〉といい、操る術者を〈蠱師〉という。
大陸でもっとも強大な斎帝国の第十七皇女・李玲琳は、気味の悪い蟲(むし)と、その蟲から生成される蠱毒をこよなく愛し、周囲からひそかに「毒の姫」とあだ名される風変わりな姫だ。ある日、最愛の姉である斎国の女帝・彩蘭の指示で魁国の王・楊鍠牙のもとへ嫁ぐ。ところが、結婚生活は前途多難。
まず、せっかく大国から迎えた若く美しい花嫁が、華やかな衣裳やきらめく宝石よりも蟲が大好きで蠱毒をつくりまくる蠱師だと判明してしまい、魁国の者たちはドン引き。鍠牙の命が何者かに狙われている――という噂が立つと、毒殺犯の容疑をかけられた彩蘭の立場はますます危ういものになって……。
運命は自分で切り開く。最強毒姫の冒険!


キャラブンから出てるけど、内容はとてもルルル文庫だ・・・!(感激!)宮野さん愛読してた方にはとてもオススメですので、読んで(絶対好きだから)毒のある少女小説という感じでとても面白かったです(久しぶりにブログでステマしなきゃ!!と思わせてくれた)

大国である斎の第十七皇女である玲琳は毒や蠱(壺に虫を入れて共食いをさせてラスト1匹までにするやつ)を操る蠱師で皇女らしからぬ人物なのだけど、同時に薬師でもあり蠱術の知識で冷静に物事を冷静に判断出来るし、自分が蠱師である事に誇りを持って芯がブレないので変人な様で(毒のある人間にしか興味ない故)一番真っ当な気がした。あと蠱病の患者を救えなかった事を自分の力不足のせいだと悔やむ
玲琳の最愛の姉である斎の女帝である彩蘭は人を駒としか見れず(玲琳の蠱を使って、先帝や王位継承者であった兄たちを暗殺して皇帝の座に継いた)幼少期のトラウマで心も体も毒に犯されていて嘘を吐くのが得意な夫であり魁国の皇帝である鍠牙、そして今回の黒幕である皇帝の母である皇太后夕蓮(玲琳とはお友達だった)は自分が一番大好きで自分の退屈しのぎの為なら、自ら蠱病になる事も後宮に疫病を流行らせ(楽しいから)息子やお友達を自分の快楽の為なら毒を混ぜて殺してしまう事も厭わない毒婦だし、そんな母親に幼少期お茶に毒混ぜられてそれに気づき仲の良かった同母の弟のコップ取り替えたらそれが原因で弟が死んでしまうとか(ただ毒入りのコップと取り替えるのに躊躇はなかった)トラウマオブトラウマ。見事に毒のある人物にしか寄って来ないのだけど(本人も毒のある人にしか興味がないから・・・)玲琳の女官である葉歌が(間諜兼護衛だけど)普通じゃないのに幸せな結婚に憧れてるちぐはぐな部分もあるけど、常識人だしね。姉で女帝である彩蘭も実は玲琳が可愛くてしょうがない・・!くて鍠牙に嫉妬して葉歌に魁での暮らしを根掘り葉掘り聞き出してたのは、おねーちゃん可愛いなとなったw

愛し愛される関係ではないけれど、ヒーローにとって自分に罹った蠱病の症状を唯一緩和してくれる存在だし精神安定剤の役割もあるから、一方的な依存という感じで大変好みでした(俺より先に死ぬなら、自分の手で殺した方が良い的な。望むならこの国もくれてやるらしい)
ヒロイン15歳でヒーロー25歳で10歳差なのだけど(子供にしか見えなくて、あまり手を出す気にはならないらしい)玲琳が精神的に大人びているというか、物事を冷静に判断する性格のでいであまり年の差という感じはしなかったかな(ヒーローも一部子供のままで止まってる部分もあるから、なおさら)
綺麗に終わってるのだけど、シリーズ化されたら嬉しいです。

Posted on 22:56 [edit]

category: ライト文芸

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誰にも言えない/丸木 文華  



誰にも言えない (集英社オレンジ文庫)
丸木 文華
集英社 (2018-11-20)
売り上げランキング: 77,844

日本有数のセレブ一族の家に生まれた葵は、お気に入りの女友達3人を誘って、避暑地に遊びに来ていた。モデルの結衣、小説家の莉子、スプリンターのひまり…容姿、ステータス、才能、どれをとっても宝石のような輝きを放つ美少女たち。避暑地の夜の帳が下り、完全な闇に包まれた4人は、「誰にも打ち明けていない秘密の話」を順番に打ち明けることとなったのだが!?


良いところのお嬢様たちが避暑地でそれぞれの秘密を教えあって共有し合う百合的な展開だと思ったら、全く違って思わず物語から腹パンを食らった(気分)
そもそもカースト上位の集まりなだけで、葵以外(セレブって言われてるし)そもそもお嬢様ではなかった(勘違い)

セレブ、モデル、作家、スポーツ選手かつ容姿端麗でキラキラした宝石みたいな子ばかりだけど、みんな綺麗な皮を被ったバケモノという感じで正直気持ち悪かった(1人は文字通りなんだけど)誰にも言えない秘密だよ!と言いながらも、犯罪
に近いものを起こしているのに誰1人その過去に後悔や怯えを感じてないところが異常だったし、友達といってつるみながらもいざとなったら殺してしまうのも否めない(あくまで友達はアクセサリーだ)さぞかしこの子たちは美味しかっただろうなぁ。

SNS(インスタ映え)やいじめ、カーストなどが出てきてとてもタイムリーな内容だけにすごくリアルだったしそれに昔からある不可思議な要素も絡めてあってとにかく色々怖い作品でした。全然予想してたのと違って私は面白かったですが。
勝手にオレンジ文庫らしからぬ話だったのでは・・?と。映像化したら面白そう(とても今風の話だと思うし)
ネタバレなしで読んでみてもらいたいです。

Posted on 17:00 [edit]

category: ライト文芸

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さくら花店 毒物図鑑 夏の悪夢/宮野 美嘉  



さくら花店 毒物図鑑 夏の悪夢 (小学館文庫キャラブン!)
宮野 美嘉
小学館 (2018-09-06)
売り上げランキング: 149,082

住宅街にひっそりとたたずむレトロな雰囲気の「さくら花店」。一見ごく普通のフラワーショップだが、ここにやってくる客は、傷ついて病んだ魂を抱える人ばかり。苦しむ人の心を癒そうとする花の願いを聞き、その手助けをしているのは、植物の声を聞くことができる店主の雪乃だ。本日店にやってきたのは、美しい妹のために白い百合を買い求める女子高生。雪乃が感じた嫌な予感の正体とは?花に呼ばれると危険もかえりみず走り出してしまう雪乃を見守るのは、人嫌いで無愛想な樹木医の将吾郎。風変わりな夫婦が、植物にまつわる歪んだ事件を解き明かす!



続きがでて良かった!(キャラブン後書きないし)
宮野さんの少女小説とか読みたいけど、難しいのかな。他のルルル文庫作家さんとか復活してほしい(宇津田さんとか、深山さんとか)

夫婦なんだけど、どこかお互いの気持ちに気づいてない感がある。
自分達が思っている以上に、両思いだと思うぞ。どこか風変わりな佐倉夫婦なんだけど、結婚に至るまでに宙ぶらりんな関係にモヤモヤした時もあったのね!と新鮮になりました。「結婚してくれ」とプロポーズするごろーさんめっちゃ照れてて可愛いところもあるんだねw個人的に、雪乃さんのごろーさんを幸せに出来るのはわたししかいませんから!と言い切る雪乃さんが素敵・・・!

あと同居人のヒロくん、佐倉夫婦には懐いていて雪乃の後ろを雛鳥の様に付いて行って可愛いなと思ってしまいますw
コミュ障かつ心が子供の様で繊細だけど、彼なりに花屋の仕事頑張っているしね・・・
ヒロくんにはちょっと弱い夫婦にはニヤニヤしてしまう。

さすが宮野さんという感じで、相変わらず人間の見られたくない汚い部分をドロッと書くのが上手いなと。現代ものだからか、さらにリアルでエグいというか・・・
モブだと思っていた、パートの楠さんがなかなかの過去を持っていてヒィ・・・・!となりました。今はとても幸せだそうですが、それは花に癒されたから?
あとは人間大事な物を奪われた時(奪われそうになった)なりふり構わずいくらでも残酷になれるもんですよね、きっと。

読み切り形式ですが、またシリーズの続きが読めたらいいな!

Posted on 20:06 [edit]

category: ライト文芸

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