FC2ブログ

ひとりあそび

気ままに、読んだ本の感想を中心に綴っています

Unnamed Memory I 青き月の魔女と呪われし王/古宮 九時  

Unnamed Memory I 青き月の魔女と呪われし王 (DENGEKI)
古宮 九時
KADOKAWA (2019-01-17)
売り上げランキング: 108,718


「俺の望みはお前を妻にして、子を産んでもらうことだ」「受け付けられません!」永い時を生き、絶大な力で災厄を呼ぶ異端―魔女。強国ファルサスの王太子・オスカーは、幼い頃に受けた『子孫を残せない呪い』を解呪するため、世界最強と名高い魔女・ティナーシャのもとを訪れる。“魔女の塔”の試練を乗り越えて契約者となったオスカーだが、彼が望んだのはティナーシャを妻として迎えることで…。


読みたい!と思っていた熱烈なファンも多いシリーズついに書籍化という事で、わーいと手を出したら読み応えがたっぷりでした笑(Babelの一巻だけ読んだ事あるんですが、シリーズに読み終わったら読み直したいと思います)

魔女と王という事でシリアスな展開なんだろうか・・・・と思ったら、もはや夫婦か!とツッコみたくなる様な夫婦漫才からの夫婦漫才。ただ賑やかな雰囲気の中で人間を突き放した部分があったり、彼女自身一年だけという契約以上城にとどまる気もなさそうで、どこかいつかオスカーに自分を終わらされたいような願望が感じて不安を感じました。長く魔女として生きることになった過去に何があったのか気になりますね。あとオスカーの母親とか

個人的に最初は気に入っているからそばに置いているって感じだったけど、ふとした瞬間に執着や恋に落ちた感じがとても自然で良かったと思いました。なかなかガードが硬いぞ、頑張れオスカー。

まだ序章という感じですが、これは「名もなき物語」これらの一年の出来事が歴史には残らず読み手にしか残らない。魔女の終わりの物語、続きが気になります(ひとまず2巻ポチりました・・・・)
スポンサーサイト



Posted on 22:30 [edit]

category: ソフトカバー

tb: 0   cm: 0

異人街シネマの料理人(3)/嬉野 君   



異人街シネマの料理人(3) (ウィングス・ノヴェル)
嬉野 君
新書館
売り上げランキング: 57,371

冬基とカイの不和は決定的に。もはや対決は避けられないのか?舞台は日本を離れ、ヨーロッパ、そして中央アジアへ―。美味しいご飯と名画と謎。シネマティック・ミステリー緊迫の第3巻!!


金星特急の時も思ったけど、この作者さんの作品は自分も舞台になってる国に一緒に行っている気分になります。

現役女子高生である桃が亡き祖父から受け継いだシネマ館をなくさないためにオーナーとして奮闘する話から、傭兵である月氏や公安(しかもとあるシネマ館のオーナーになりすましてた)や国のお偉いさんが絡んできたり、ついに三ツ野家兄妹(と真礼)は日本を飛び出して独裁国家テジェニスタン入りして片方はカイの目的を応援して、もう片方は止めようとしてという感じで急展開がもう面白くてやばい(語彙力)

冬基の生みの母親の自殺の真相は胸糞悪いもので、祖父が作ったものをぶっ壊したくなるよなーと納得。
カイを可愛がっていて彼の成人を見届けてから(親権が発生しないから)命を絶ったけど、もしかしたら桃が連れてこらてたら今も生きてたかもと思ったけど精神が参ってたみたいだしさらに生き地獄になってたかもだよなぁ。

冬基も「カイの正体」を知る為に手段を選ばないけど、桃も「また兄弟3人で仲良く暮らす」ためなら自分の使えるものを利用する(呉間さまも最終的に利用するし)し、自分の目的の為にあの手この手を使うのはさすが血が繋がってるなと納得。カイは桃と出会ってから、良くも悪くも弱くなってきたかな?人間らしくなってきたというか、これがどう影響するのか。

桃の出生やカイの目的も見えてきたところで、修学旅行をトンズラするしすっかり桃も悪い子に・・・!(そこが良い)
続きもとても楽しみです!

Posted on 18:23 [edit]

category: ソフトカバー

tb: 0   cm: 0

政略結婚/高殿 円  

政略結婚
政略結婚
posted with amazlet at 17.07.23
高殿 円
KADOKAWA (2017-06-24)
売り上げランキング: 2,976

加賀藩主前田斉広の三女・勇は、加賀大聖寺藩主前田利之の次男・利極と結婚。やがて家を支える存在になる勇だが―(「てんさいの君」)。加賀藩の分家・小松藩の子孫である万里子。日本で初めてサンフランシスコ万博の華族出身コンパニオン・ガールになった女性は、文明開化後をどう生きるのか―(「プリンセス・クタニ」)。瀟洒豪壮な洋館に生まれ育った花音子の生活は、昭和恐慌によって激変。新宿のレビュー劇場に立つことになった花音子は一躍スターダムにのし上がるが―(「華族女優」)。不思議な縁でつながる、三つの時代を生き抜いた女性たち。聡明さとしなやかさを兼ね備え、自然体で激動の時代を生き抜く彼女らをドラマチックに描き出した、壮大な大河ロマン!


どの時代の女性も時代やお家に縛られながらも、自分の意思を貫いて聞きていく姿が同性としてとても格好良く感じれました。女性はどの時代も逞しいのです。

三遍が収録されていて、「てんさいの君」は加賀藩主前田家の三女・勇の物語で分家である大聖寺前田家に政略結婚で嫁ぎ、お家の為に生きてきたものだけど彼女に取っては充実した人生だったのではないかなと。早くに夫や娘を亡くしてししまっても、そんな時代だったから仕方ないで済ますしかないのが悲しい。自分の感情よりも(子供ができにくかったら、側室を進めなければいし)お家の存続を優先しなければならない時代でした。
ラスト、こっそりてんさいの大根柄のお皿を残していた夫(こっそりてんさいの君と呼ばれていた)の茶目っ気にクスッとなりました。

「プリンセス・クタニ」は前田さんの分家の子孫である万里子の物語で、外国育ちで気も強く女子教育のために学習院女子に入れられたものの貴族階級の決まりにごとに馴染めず早く卒業して外国で自由に暮らしてやる!という跳ねっ返りな少女だったけど、大人になり自分の先祖が治めていた土地を訪れて自分たちの存在がその地の人々の拠り所になるんだ、と気付けるのはやはりそういう血筋だからですよねぇ。お家の為の結婚だったけど、恋愛結婚みたいなものだし「前田さんとして、生きてくださらない?わたしと一緒に」と逆プロポーズするなんて素敵。色々縛られつつも、自分なりに自由に生きていったのだろうな。

「華族女優」は華族に生まれつつも、昭和恐慌のせいで名ばかりの伯爵家になってしまい貧乏育ちな花音子の物語で、戦前のレビュー劇場が舞台で今までの上品な感じから猥雑でどこか薄暗い雰囲気でした、あとみんな生きていくのに必死。
花音子は華族というより女優として前だけをみていたけど、祖父や両親は華族であったことを捨てられなくてきっと新しい時代では生きていけなかったのだろうな。華族というものは戦後間も無く消滅したものだそうだけど、生まれから華族役も多かったけどそれももうない、演じることを祖父や母の妄執のように感じてたけどやっと死んだ、わたしはおそらく最後の華族女優である、のラストはとても感慨深かったです。
彼女は結婚しなかったみたいだけど、東雲のハン兄さんとの悪友のような兄妹みたいな関係がいいなぁと。

三遍ともそれぞれ独立した話だったのだけど、ちょっとずつ繋がってるところがあっておっ!となりました。
あと大根のお皿も時代を超えて大事に受け継がれてるようでなんか嬉しい。
個人的は華族制度の終わりの時代を書いた「華族女優」が好きかなー。

女性が強く生きている物語で、大人向けの少女小説のようでした。とても面白かったです!

Posted on 21:39 [edit]

category: ソフトカバー

tb: 0   cm: 0

BLOOD♯/藤咲淳一  

何年たっても大好きな作品「BLOOD+」
たぶんこの作品に出会ってなかったら、今の自分はなかったかもしれない(オタクではなかった的な 笑)というぐらい影響を受けた作品です。爆発的にヒットした作品ではないので(土6といえばSEEDとかがめっちゃ流行ってたね、)アニメ終了後展開がなく寂しかったのですが、10年たった今また動きだしてくれていて本当に嬉しいです!製作陣のみなさんありがとう!
放送していた当時は、中学~高校生ぐらいだったなぁと少し遠い目になってますが(笑)
地方住みなのと季節的に残念ながら「朗読劇」には参加出来なかったのですが、語られてなかった過去編(ドイツ)のエピソードという事で円盤楽しみにしてます。

挿絵というか扉絵みたいな感じだけど、キャラデザの箸井さんが担当です!
BLOOD♯ (マッグガーデンノベルズ)
藤咲淳一 Production I.G・Aniplex
マッグガーデン (2017-02-28)
売り上げランキング: 1,287


ディーヴァが産んだ姉妹―音無響と奏は、引き取られた宮城カイのもとで大きく成長を遂げ、高校生となっていた。現在は沖縄を離れ、東京にある米軍基地がほど近い町でカイとともに暮らすふたり。将来の進路を悩むなど、普通の学生として平穏な日々を過ごしていた。しかし、響のクラスに青い目を持つ転校生が編入してきたり、奏はバンドを始めようと一念発起をしたりと、ふたりの静かだった日常に変化が起きる…。


(一様、本編すべてみた人間の感想なので色々ネタバレあり)

BLOOD+本編終了後、10年以上後の話でディーヴァ(とリク)の子供である双子、高校生となった響と奏がヒロインです。それぞれ普通の女子高生として生活していて、進路に悩んだり体に違和感を感じつつも「女王」である事は知らずに育ったそう。響はまじめな優等生タイプ(遺伝子的に小夜型)奏は、姉とは違い楽しければいーじゃんタイプ(?)(遺伝子的にはディーヴァ型)で雰囲気とかも違うのだけど、これは本人たちが意図的に個性をだしてるそうで。
養父であるカイの元で平穏に過ごしてきた2人だけど、本人にたちの意思にかかわらず彼女たちも運命に巻き込まれていくという感じで、響にシュヴァリエが出来きたりして(ちなみに先代デヴィッドとジュリアの子アダム)女王として覚醒してしまうのだけど、響が同じ血を持つ同士がお互いを守る関係になれるように、奏ともそうなりたいんだとそんな未来に進もうとする姿にグットさせられました。なんというか親世代である、小夜とディーヴァが殺し合うしか出来なくて叶えたくても叶えれなかった「ずっと一緒」が自分の子供たちが叶えようとしてるというのがたまらない・・・この二人はお互いが大好きだけど大嫌い!!な存在だったからね

あのカイがめっちゃ双子のお父さんしてて感動(笑)したのと、やっぱりみんなの帰る場所であり続けるというのが彼らしいなぁと。他にも謝花の姉さん(しかも記者と結婚してるし!)やシフのルルゥも出てきたり、某オカマもこっそり見守ってるし。
あとソロモンさんも少し・・・・いいように利用された形ではあったけど。
少しだけど、寝ぼけ気味の小夜とハジにも会えてとても嬉しかったです!10年ぶりだね!ハジはなんかすごく穏やかになったなぁと。彼女のシュヴァリエであり、小夜を愛するものとして色々と答えが出たのかな?

次世代編ではあったけど、何も知らない双子に小夜とディーヴァの争いの歴史とかを説明するエピソード(ボルドーの日曜日とか)があるので本編を見てなくても読めそうな気もします。今作でさらBLOOD+の設定とかが作りこまれてるし、この世界観でぜひとも展開してほしいなぁ(謎の多い、SAYAらへんとか。きっと他にも仲間がいるんだろうし)と呟きつつ、もう展開は諦めていた中での新作小説発売というサプライズ、この作品を読めて良かった・・・

(#読んでから、すごく本編見直したいのだけど今は手元になくて(´・ω・`)ってなてます・・・
綺麗な画像で観たいし、Blu-rayBOXとか出して欲しいな)

Posted on 16:44 [edit]

category: ソフトカバー

tb: 0   cm: 0

公爵令嬢の嗜み (2) /澪亜  

少女小説って基本、巻数表記(1、2とか)がないので片づける時とかすごい不便なんですよね、、、その分サブタイが付いてるんですけどそこで何巻なのかはちょっと解りづらい・・・そんな中、タイトル巻数でサブタイなしでとてもわかりやすいこのシリーズ!

公爵令嬢の嗜み (2) (カドカワBOOKS)
澪亜
KADOKAWA/角川書店 (2016-04-09)
売り上げランキング: 4,164

前世の記憶を活かして商会を設立し、領地の経営も軌道に乗せた私こと令嬢アイリス。とは言え、王子に婚約破棄をされた身。一生結婚せず領地に籠もって生きていく…と思いきや、王城からパーティの招待状が届いて!?


前回は前世の知識をフル活用して領地経営やアズータ商会の事業大きくしたりして結構とんとん拍子に上手くいってたのだけど、今回社交界に出た事によって第二王子派に目を付けられて国教から破門されてしまい読んでてハラハラしました。
さすがにあっさり解決とはいかなかったけど(事が事なので)自分の手札を最大限に活かして最終的にはエルリア妃陣営にぎゃふんと言わせたのは爽快(笑)今回はディーンの力も大きいと思ったけど、アイリスを慕っている面々(護衛組やターニャとか)が絶対に裏切らないというのも大きいよね。

さて、この乙女ゲームの世界観でのヒロインであるユーリ・ノイヤー男爵令嬢がどうやらただの頭ゆるふわ系令嬢ではないっぽいしアイリスの意思に関係なく政治のゴタゴタ系に巻き込まれ始めてるのでどんどん展開が面白くなっている気がする!
ひとまず弟のベルンの目が覚めたのは良かった・・・近づいてきたユーリをバッサリしたのは本当にGJ
ディーンとアイリス二人とも恋愛よりも・・・という感じで、今は信頼できる仕事仲間という関係(アイリス的には)なのかなーと思うんですがその関係がこれからどう変化していくのかも少女小説読み的には楽しみです。

Posted on 12:59 [edit]

category: ソフトカバー

tb: 0   cm: 0

検索フォーム

プロフィール

最近のお気に入り!

カテゴリ

最新記事

リンク

メールフォーム

カウンター